「治りにくい赤にきび…どんな薬が効果的?(前編)」では、赤ニキビのできる原因についてご紹介いたしました。後編では、 赤ニキビ によく効く 薬 とその副作用についてお伝えいたします。
副作用があらわれた際には、必ず医師に相談をし正しく使用しましょう。
治りにくい赤にきび…どんな薬が効果的?(後編)
【市販版】赤にきびによく効く薬
赤にきびを早く治したいけど、皮膚科に行く時間がない…という方におすすめなのが、こちらです。
テラ・コートリル軟膏a 6g ¥1,000 (税抜)
テラ・コートリルには抗菌薬はもちろんのこと、ヒドロコルチゾン(強力な抗炎症成分)も配合されています。
ヒドロコルチゾンはステロイドという薬に分類されます。ステロイド入りは使いたくないという方は注意が必要です。ただ、ヒドロコルチゾンは、ステロイド薬の中では比較的作用が弱い方に分類されています。それでも通常の赤ニキビでは十分な強さです。
抗菌、抗炎症成分のW効果で、赤く腫れあがった赤にきびを比較的早期におさめることが期待できます。
【処方薬】赤にきびによく効く薬
にきびは皮膚の病気のため、やっぱり医師の診断のもと、安心した処方薬を使いたい…という方におすすめなのが、こちらです。
ディフェリンゲル0.1% 15g
ディフェリンゲルは、“アダパレン”という化合物が有効成分となっているニキビ治療用に開発されたゲル状の軟膏です。
“アダパレン”は、ビタミンA誘導体であるレチノイドに似たものです。レチノイドの外用剤として、美容皮膚科などで処方されるトレチノインが有名ですが、残念ながら保険適用薬ではありません。
トレチノインがもつ、「皮脂分泌抑制」、「角質剥離」、「表皮ターンオーバー促進」など、さまざまな効果を持つ有用な薬がディフェリンゲルです。
赤にきびの他、白にきび、黒にきびへの効果も期待できるため、にきびに悩む方にはおすすめの薬です。
副作用にも注意が必要です!薬をうまく使って赤にきびを治しましょう
特にディフェリンゲルについては、医師や薬剤師からも説明があると思いますが、副作用があります。それは、乾燥、赤みが出る、落屑、皮膚刺激(ぴりぴりする、かゆみが出る)などです。
しかし、これらの副作用は、ディフェリンゲルを使用する患者全体の80%に認められます。つまりほとんどの人がこれらの副作用を実感しているということです。
皮膚の皮脂をなくす薬なのですから、乾燥や皮膚刺激は当たり前のようにでるということですが、これらを乗り越えて赤にきびを改善できたという声が多く聞かれています。
ただひたすら副作用を我慢することは危険ですので、副作用がでたら必ず医師に相談し、正しく使用しましょう。
まとめ
治りにくい赤にきび…どんな薬が効果的?(後編)
【市販版】赤にきびによく効く薬
【処方薬】赤にきびによく効く薬
副作用にも注意が必要です!薬をうまく使って赤にきびを治しましょう