にきびは青春の象徴、などと言われていたのは一昔の前の話です。最近はテレビのCMでも見かけるように、にきびは薬による治療が必要な、立派な皮膚の病気であることが知られています。特に赤にきびは治りにくく、また目立つために悩んでいる方も多いでしょう。
今回は、 赤ニキビ に効果的な 薬 についてまとめてみました。
治りにくい赤にきび…どんな薬が効果的?(前編)
赤にきびはどのようにしてできる?
にきびには、一般的に赤にきびの他に、白ニキビ、黒にきびという種類があります。
白にきびや黒にきびは、いわゆる「毛穴詰まり」が原因であり、汚れをため込まないことによって予防・改善することは難しくありません。一方で、大量に増殖した“アクネ菌”によって、皮膚組織が刺激され、炎症を起こした結果赤ニキビになると言われています。
皮脂が大量に分泌されてしまうと、毛穴が詰まり、その毛穴に詰まっている皮脂を栄養素として、ニキビの原因となる“アクネ菌”が増殖するという仕組みになっています。つまり、原因は皮脂が多く分泌されてしまうことだということがわかります。
赤ニキビができる原因は?
赤にきびができる原因1つとして、“不規則な生活”があげられます。昼夜逆転の生活や、食生活の偏り(悪質な油分の取りすぎ、糖分の過剰摂取など)、睡眠不足といったことが影響してしまいます。
規則正しい生活を送ることによって、肌が本来持っているの機能が正常にはたらくため、過剰に皮脂が分泌されるということは起こりにくいのです。
また、過剰な皮脂分泌を気にするあまり、洗顔を過度に行うことも原因となっているケースがあります。
過度の洗顔によって肌が乾燥すると、肌の防御機能がはたらき、皮脂をより一層分泌してしまいます。油分は洗い流せばいい、という単純な発想が、余計に赤にきびを発生させることにつながっているということです。
治りにくい赤にきび…よく効く薬は?
そのにきびの性質から、白にきび、黒にきびに比べて治りにくく、下手にいじると跡になってしまうことが多いのが赤にきびです。
赤にきびは、文字通り皮膚が赤く腫れたように盛り上がり、人から見ればたいして気にならない程度のものでも、自分ではとても気になってしまい、ついつい指で触ったり、コンシーラーなどの化粧で隠してしまいがちです。
でも、赤にきびをはじめ、にきびは原則として指で触ると刺激となり、悪化しやすくなります。
また、コンシーラーは油分の多いファンデーションのような成分でできているため、ただでさえ過剰に分泌されている皮脂をさらに油で浸すような状態になってしまうため、これも悪化につながりやすくなります。
赤にきびは悪化すると、治るまでに更なる時間がかかるどころか、赤い跡や凸凹の跡になってしまうことがあるのです。そのため、赤にきびができた時点で素早く薬による対処が必要となります。
では、このような赤にきびによく効く薬には、どのようなものがあるのでしょうか。
まとめ
治りにくい赤にきび…どんな薬が効果的?(前編)
赤にきびはどのようにしてできる?
赤ニキビができる原因は?
治りにくい赤にきび…よく効く薬は?