ファッションモデルのミランダ・カーやタレントのローラも美容と健康のために愛用しているチアシード。ダイエットにも効果的ということで、チアシードを食生活に取り入れている人も増えています。
しかしチアシードは単にそのまま食べれば痩せるというものではありません。 チアシード の カロリー やダイエットの注意点をご紹介します。
意外と高カロリー?チアシードダイエットの注意点
チアシードそのものは低カロリーではない
チアシードは植物の種子で、栄養が豊富に含まれています。
栄養が豊富ということはそれなりにカロリーもあるということで、チアシードの1日の摂取量の目安である大さじ1杯(10グラム)で50kcalになります。
マヨネーズは10グラムで70kcalですので、マヨネーズよりは少し低カロリーということになります。ダイエットフードのわりには意外とカロリーがあります。
しかしチアシードは水分を吸収すると10倍以上にかさが増えるという性質があります。これはチアシードに豊富にふくまれているグルコマンナンの作用です。
チアシードをダイエット食として食べる場合は、この水分を吸収して増える性質を利用して、チアシードの10倍くらいの水に漬けてたっぷり水分を吸収させて、かさを増やしてから食べることがポイントです。
かさが増えたチアシードで満腹感を得ることによって、普通の食事を食べる量を自然と減らすことができます。結果的にチアシードから摂取したカロリーよりも食事を減らしたことによりカットしたカロリーのほうが多くなり、ダイエット効果が期待できます。
チアシードそのものは低カロリーではないので、1日の摂取量の目安である10~15グラムを守りましょう。
チアシードを混ぜるもののカロリーに注意
水に浸したチアシードはそのままでは無味無臭なので、飲み物やヨーグルトなどの水分の多い食品にまぜて食べるのが一般的です。このとき、高カロリーなジュースに混ぜてしまうと、その分だけ多くのカロリーをとることになってしまいます。
チアシードを混ぜるのは、果物少な目のグリーンスムージーやプレーンヨーグルトがおすすめです。またチアシードは腹持ちも良いので、食事の前や朝食時に食べるのが良いでしょう。
水で戻さずに食べると便秘の恐れも
チアシードはたっぷり水分を吸収させてから食べることがポイントと書きましたが、チアシードに水を吸わせずにそのまま食べるとどうなるのでしょうか。実はチアシードをそのまま食べてしまうと、胃や腸の中の水分をチアシードが奪って水分不足になり、便秘の原因になってしまいます。
便秘が続くと、便そのものの重さの分だけ体重が増えてしまうだけでなく、腸での消化吸収のスピードが落ちてカロリーを多く吸収しやすくなったり、基礎代謝が落ちて脂肪がつきやすくなってしまいます。
チアシードは食物繊維が豊富なので便秘解消のために食べている方も多いですが、チアシードが逆に便秘の原因になってしまっては本末転倒です。チアシードを食べるときに一緒に水分をとることである程度防ぐことはできますが、念のため必ず水で戻してから食べるようにしましょう。
チアシードを食べるだけでやせるわけではない
チアシードにはグルコマンナンという食物繊維や、αリノレン酸などの代謝を高める栄養素が豊富に含まれています。しかし普段の食事にチアシードを加えるだけで急にやせるというわけではありません。
チアシードを入れたグリーンスムージーやヨーグルトを朝食と置き換えたり、糖質制限ダイエット中の間食としてチアシードを食べて、そのぶんお菓子を控えるなど、普段の食生活を改善するための補助としてチアシードを活用することでダイエット効果を高めることができます。
チアシードの1日の推奨摂取量は大さじ1杯であり、たくさん食べればやせるというものではありません。あくまで栄養の補助として食べるように心がけましょう。また他のダイエット法と同様に、すぐに効果が出なくても継続することが重要です。
チアシードは食べ方に注意すればダイエットにとても効果的な食べ物です。ご紹介した注意点をふまえて、健康的にチアシードダイエットを成功させましょう。
まとめ
意外と高カロリー?チアシードダイエットの注意点
チアシードそのものは低カロリーではない
チアシードを混ぜるもののカロリーに注意
水で戻さずに食べると便秘の恐れも
チアシードを食べるだけでやせるわけではない