豊富な栄養とダイエット効果の高さで話題になっているチアシード。最近ではドラッグストアや自然派コンビニなど、身近なお店でも売られるようになったので、チアシードをよく食べているという人も多くなっています。
しかしチアシードは食べ方を間違えると十分な効果が得られないばかりか、思わぬ副作用があることも。今回は チアシード のダイエット 効果 と美容効果を最大限に引き出すための正しい方法をご紹介いたします。
チアシードのダイエット効果を最大限に引き出す方法
- 目次 -
ダイエット効果を高めるためには1時間以上水で戻す
チアシードにはグルコマンナンという食物繊維が豊富に含まれており、水分を吸収してゼリー状の物質が10倍以上に膨らむ性質を持っています。
チアシードを水で戻さずにそのままサラダなどに振りかけて食べている方もいますが、ダイエット効果を高めるためにはチアシードの10倍の量の水で1時間以上戻して体積が増した状態で食べたほうが満腹感を得られるので効果的です。
単にふやかして食べやすい状態にするためなら10分程度の戻し時間でも大丈夫ですが、1時間以上水に浸すとより膨らみます。
またチアシードに含まれるアブシジン酸は「発芽毒」と呼ばれ、そのまま摂取すると代謝を司る器官であるミトコンドリアを痛める恐れがあると言われています。このアブシジン酸は水に漬けることで無毒化されますので、チアシードは必ず水で戻してから食べるようにしましょう。
きちんと水で戻せばアブシジン酸を恐れる必要はありません。
1日の摂取量は大さじ1杯(約10グラム)程度にする
チアシードにはアミノ酸やαリノレン酸などの美容に効果的な栄養素が豊富に含まれていますので、できるだけたくさん食べたほうが良いと考える方もいますが、チアシードの美容効果を得るために必要な1日の摂取量は大さじ1杯(約10グラム)です。
チアシードは食物繊維も豊富なので、食べ過ぎるとお腹がゆるくなってしまう可能性があります。いくらリアシードが健康に良い食品であるといっても食べすぎには注意しましょう。
チアシードを加熱しないほうが美容効果アップ
チアシードに含まれるαリノレン酸は、代謝を高めたり皮膚を強くする効果があるため積極的に取り入れたい栄養成分ですが、熱に弱いという性質をもっています。αリノレン酸は40℃以上になると壊れてしまうといわれているため、40℃以上まで加熱しないようにして料理に取り入れましょう。
チアシードをお湯で戻したり、加熱調理してしまうとせっかくのαリノレン酸の効果が失われてしまいます。
もちろんチアシードにはαリノレン酸以外にも、アミノ酸なでの栄養が豊富に含まれていますので、加熱したからといって全く美容効果がなくなるわけではありません。
チアシードはしっかりと噛んで食べる
チアシードはその名のとおり、チアという植物の種子です。チアシードの栄養を効率よく吸収するためには、種子を覆っている皮の部分をしっかり噛んで破っておくことが重要です。皮が破れていないと、胃や腸の中でチアシードの栄養をしっかり吸収することができません。
また、噛むことによって満腹中枢が刺激されてより満腹感を得ることができますので、ダイエット効果を高めるためにもよく噛んで食べるようにしましょう。
毎日継続して1ヶ月以上食べ続ける
チアシードに含まれる栄養素には嬉しいダイエット効果や美容効果がありますが、あくまで食品ですのですぐに効果があらわれるというわけではありません。最低でも1ヶ月以上は継続して食べ続けるようにしましょう。
ただしチアシードに含まれる食物繊維による便秘解消効果は比較的すぐに感じられる人もいます。
チアシード自体は基本的に無味無臭なので、水で戻したチアシードを自分の好きな飲み物やヨーグルトなどの水分の多い食品に混ぜて食べると続けやすいです。
チアシード入りのスムージーやヨーグルトを朝食にすると、満腹感を得られて摂取カロリーも抑えられるのでおすすめです。ヨーグルトに含まれる乳酸菌とチアシードの食物繊維の相乗効果で便秘解消にとても効果的です。
チアシードの効果をダイエット効果と美容効果を最大限に引き出すために、正しい方法でおいしくチアシードを食べましょう。
まとめ
チアシードのダイエット効果と美容効果を最大限に引き出す方法
ダイエット効果を高めるためには1時間以上水で戻す
1日の摂取量は大さじ1杯(約10グラム)程度にする
チアシードを加熱しないほうが美容効果アップ
チアシードはしっかりと噛んで食べる
毎日継続して1ヶ月以上食べ続ける