ニキビ跡やシミ・そばかすなどの肌トラブルは、たいていの女性が抱える悩みだと思います。そのような悩みを解決してくれるのが「フォトフェイシャル」です。
今回は、 フォトフェイシャルとは 一体何なのか、仕組みや具体的な効果についてご紹介いたします。
肌質の改善にも効果的なフォトフェイシャルとは
フォトフェイシャルの仕組み
フォトフェイシャルとは、ＩＰＬ（インテルス・パルス・ライト）という特殊な光を肌に照射することで、肌のターンオーバーを促進する美容機器のことです。
紫外線などの肌に有害とされる光は、独自のフィルターでシャットアウトしているため、術後すぐから化粧をしても問題ないほど、肌への負担も少ないのが特徴です。
ＩＰＬは約５００～1200ナノメートルの複合的な波長の光で、皮膚に照射することで真皮にある水分と反応します。この刺激によって真皮中の繊維芽細胞が活性化し、ヒアルロン酸やコラーゲンといった有効成分の生成を促します。
また、ＩＰＬの波長を変えることでそれぞれの悩みに応じた光を照射することができます。５００ナノメートルの短い波長の光は、シミやそばかすなどの色素沈着に効果的です。
同様に、６００ナノメートルの光は赤ら顔やニキビに、６５０ナノメートルの光は美白や美肌など根本的な肌質改善に効果があります。
気になる効果と、改善に要する期間とは？
フォトフェイシャルは、シミやそばかす、ニキビや毛穴の開きなどの肌トラブルから、美白や小じわ対策、肌質改善にも良いとされています。
ただ、肌のターンオーバーとの兼ね合いもあるため、次の施術は３週間以上あけてから行うことを推奨していることが多いです。連日立て続けに照射することはできないのでお気を付けください。
肌トラブル全般に優れた効果を発揮するフォトフェイシャルですが、悩みや目的によって照射する回数や期間は変わります。
薄いシミやそばかすに関しては、２～３回という少ない照射回数でも、照射するごとに、少しずつ肌のターンオーバーによりポロポロと剥がれ落ちて綺麗になることもあります。濃いシミやニキビは、効果がみられるまでに最低でも３ヶ月から半年ほどの期間は必要です。
今の綺麗な肌を保つためにエステ感覚でされる方は、回数を重ねることでより透明感のある肌にすることができます。ただし、肌質などによって個人差があるのでご注意ください。
ダウンタイムがないのも魅力的
気になる痛みなどは、照射した箇所によっても異なります。基本的には、照射した瞬間に皮膚の表面が熱くピリピリとしますが、術後に冷やすことですぐ治まる程度です。
ＩＰＬの光は、特に黒色に反応します。そのため、シミやそばかすなど色素沈着を起こしている部分や、こめかみや口周りの毛の多いところへの照射は、頬などと比較すると多少痛みも強く感じるかと思います。
ただ、数日間続くような痛みではなく、術後すぐから化粧することもできるほどです。
該当する方は専門家に相談を
下記の条件に当てはまる方でフォトフェイシャルの施術をご希望の方は、事前に医師や専門家に相談してください。
- 妊娠中の方
- ケロイド・肥厚性瘢痕になりやすい方
- ５００ナノメートルから1200ナノメートルの光に対して、感受性を高める薬を服用中の方
- ペースメーカーを使っている方
- その他、持病など気になる点がある方
場合によってはフォトフェイシャルを受けられないこともあるので、気になる点がある方は必ずご確認のうえ、施術を受けるようにしてください。
肌の悩みを改善して毎日を楽しく快適に
昨今は、その人気ぶりからフォトフェイシャルも一気に普及し、比較的お安く施術を受けられるようになりました。
エステには行きづらいという方も、美容皮膚科やクリニックであれば足を運びやすいと思います。まずは相談だけでも受け付けてくれるところもあるので、気になる方はお近くのクリニックなどにご確認ください。
特に女性の方は、肌の悩みが１つ減るだけでも毎日が明るく楽しいものに変わるはずです。エステなどをお考えの方は、この機会に一度「フォトフェイシャル」も検討されてはいかがでしょうか。
まとめ
肌質の改善にも効果的なフォトフェイシャルとは
フォトフェイシャルの仕組み
気になる効果と、改善に要する期間とは？
ダウンタイムがないのも魅力的
該当する方は専門家に相談を
肌の悩みを改善して毎日を楽しく快適に
