日本人の9割以上が1度はニキビができたことがあると言われています。脂っこい食事やストレス社会、忙しい毎日などが原因で、ニキビ患者数は増加傾向にあります。ニキビが悪化してしまった場合は皮膚科に頼ることもひとつの手段です。
今回は 皮膚科 で 処方 されるニキビ薬について、その種類と効果をまとめます。
ニキビを撃退!皮膚科で処方されるニキビ薬の種類と効果(前編)
ニキビの原因
ニキビができるのは次のような原因が考えられます。
甘いもの、脂っこいものの食べすぎ
クリームやバターなどの動物性脂肪を使った食べ物は皮脂腺を刺激し皮脂を出しやすくします。また、肌の新陳代謝を悪くしてしまいます。結果、毛穴がつまりニキビができやすくなるのです。
睡眠不足
肌は寝ている間に修復されます。ところが睡眠時間が足りないと、肌のケアを十分に行うことができません。そのため肌荒れが起こりやすくなり、ニキビの原因となってしまいます。
便秘
便秘は腸内環境の乱れが原因で起こります。便が腸内に留まっているということは、排出すべき老廃物を体内に溜め込んでいることになります。
実は腸内環境と肌は密接な関係があります。腸内環境が乱れているということは、善玉菌が減り悪玉菌が増えているという状態です。悪玉菌が増えると肌荒れしやすくなります。
ストレス
強いストレスや緊張状態が続くと交感神経が優位に働きます。交感神経が活発に働くと皮脂分泌が促され、肌が固くなり毛穴が詰まりやすくなります。結果としてニキビができやすくなってしまいます。
ホルモンの乱れ、男性ホルモンの増加
女性にも男性ホルモンが分泌されます。男性ホルモンが活発になると皮脂の分泌が増えます。皮膚もゴワつき始め、毛穴に汚れがたまりやすくなります。結果として毛穴に汚れと皮脂がたまりニキビにつながってしまいます。
スキンケア不足
洗顔不足や、洗顔していても水洗いが不十分などの原因で、ニキビができてしまうこともあります。洗顔料をきちんと落としきれていないと油分が毛穴をふさいでしまうからです。洗顔の回数が少なすぎても汚れが落ちずニキビができてしまいます。
ニキビの種類と段階
ニキビには種類があります。
初期のニキビ
ごく初期段階のニキビです。肉眼で確認することはほぼできません。ホルモンや角質層の乱れ、油脂バランスの崩れなどにより、毛穴が小さくなった状態です。角栓ができ毛穴の出口を塞いでしまっています。内部に皮脂がたまりやすい状態です。
白ニキビ
ポツンと白く盛り上がってできるニキビです。毛穴が角栓や汚れでふさがれ皮脂が詰まっている状態です。月経前や月経中など皮脂の分泌が多くなる時期にできることもあります。この段階ではまだ化膿しておらず、痛みもひどくありません。
黒ニキビ
毛穴の中に詰まった皮脂の頭部分が、空気中の酸素に触れ酸化し黒くなった状態です。毛穴が黒く詰まったように見えます。
赤ニキビ
ニキビの段階が進み、赤く炎症を起こした状態です。痛みをともなうこともあり、無理に潰すと痕が残る場合もあるので注意が必要です。
まとめ
ニキビを撃退!皮膚科で処方されるニキビ薬の種類と効果(前編)
ニキビの原因
ニキビの種類と段階