額から鼻にかけての「Tゾーン」は毛穴の汚れや脂が溜まりやすいデリケートな部分です。間違ったスキンケアを行ってしまうとますます毛穴が開き、「いちご鼻」の症状が悪化します。
「 いちご鼻 」を 治す には正しいスキンケアを知りましょう。
いちご鼻を治すには正しいスキンケアを知ろう!(前編)
症状の程度によって対応策が変わってくる
毛穴に皮脂や古い角質がつまることによって鼻の毛穴が黒くなり、まるでイチゴの表面のように毛穴がデコボと目立ち、毛穴がイチゴの種のようにみえる状態を「いちご鼻」と言います。
いちご鼻になると、ファンデーションを塗っても隠すことは難しく、肌もザラザラとしたりデコボコした状態になり、化粧のノリも悪くなります。いちご鼻の症状がひどくなるにつれて、お手入れは難しくなります。
まず、現在のいちご鼻の症状がどの程度なのか把握する必要があります。毛穴の部分がうっすらと薄茶色の汚れがついているように見える場合、日頃のスキンケアで改善しやすいです。
毛穴がある程度開いてしまい黒く見える場合は、日頃のスキンケアに「ケミカルピーリング」を取り入れなければ改善されません。
さらに症状が悪化し毛穴がデコボコになっている場合は美容クリニックなどを利用し、美容のプロのもと治療していくことになります。いちご鼻は症状が軽いうちに対策をとることがなによりも大切です。
肌のターンオーバーを整えよう
いちご鼻の原因は、毛穴に皮脂や古い角質が詰まりそれらが酸化し黒ずんでいくことによって起こる肌トラブルであるため、毛穴の中をきれいにしようと、毛穴パックなどで無理やり毛穴の汚れを取り除こうとする方が多いのですがそれは逆効果です。
いちご鼻の症状が悪化してしまいます。人間の皮膚は、1枚でできているわけではなく何層もの皮が重なってできています。内側から新しい皮がうまれいきます。生まれた皮は細胞が形を変えながら表面へ向かって押し上げられ、表面の皮膚になります。
そして、アカとなって自然にはがれ落ちていきます。このような肌の新陳代謝のことを肌のターンオーバーと言います。肌のターンオーバーは鼻の周りの皮膚についても同じことが言えます。
古くなった皮脂や角質の溜まった毛穴の汚れも、このターンオーバーによって自然とはがれ落ちるように整えてあげればいちご鼻は解消されていきます。
正しい洗顔の仕方
いちご鼻を解消するには、正しい洗顔方法と十分な保湿が必要です。毛穴パックなどで無理やり毛穴の汚れを過剰に取り除いてしまうことは、返って正常なターンオーバーを阻害する要因となります。
いちご鼻が気になりはじめたら、洗顔料を使っての洗顔は1日1回に切り替えます。洗顔料を使っての洗顔を1日複数回行ってしまうと皮脂を落としすぎる危険性があるためです。1回以外の洗顔は水、またはぬるま湯のみで行います。
洗顔料を使って洗顔する際には十分に泡立てた「泡」で優しく洗います。洗顔後は十分な保湿が必要です。
洗顔後タオルでゴシゴシ擦るように拭くのはやめて、やさしく吸い取るようにするか、拭かずに顔が濡れたままの状態で保湿クリームや保湿ジェルなどで保湿するようにすると効果的です。
食生活や生活習慣も見直そう
肌のターンオーバーの周期は1カ月から2か月かかると言われています。しかし個人差もありますし、加齢によって周期が遅くなっていくものです。
また食生活や生活習慣によっても影響がでてきますので、規則正しい生活や野菜中心のバランスの取れた食生活、睡眠不足などによるストレスを抱えない生活を送ることも重要になります。
まとめ
いちご鼻を治すには正しいスキンケアを知ろう!(前編)
症状の程度によって対応策が変わってくる
肌のターンオーバーを整えよう
正しい洗顔の仕方
食生活や生活習慣も見直そう