夏でも冬でも気になるのが臭いです。夏の汗の臭いも、冬のこもった臭いもイヤなものです。家庭でもすぐ手にはいる重曹とクエン酸で、イヤな臭いをスッキリ落としてみませんか? 重曹 と クエン酸 は安全に使えるエコ材料です。
食べても害がないので、安心してボディケアに使えます。値段も安いので、気軽に始められます。
臭いを撃退!重曹とクエン酸活用術
重曹とは
炭酸水素ナトリウムのことです。弱アルカリ性の性質を持ち、油汚れや皮脂汚れ、酸性の汚れを中和して落とす働きがあります。臭いを吸着して取り除く効果もあります。
クエン酸とは
食物のデンプンを原料として作られた調味料で、料理やお菓子の隠し味として使われます。無色か白色の粉末で無臭です。酸っぱいにおいはありません。雑菌やアルカリ性の汚れを分解してくれます。
重曹とクエン酸で臭いが取れる理由
臭いには酸性とアルカリ性があります。皮脂や汗の臭いは酸性、タバコの臭いはアルカリ性の臭いです。アルカリ性と酸性が混ざると中和され無臭になります。
アルカリ性の重曹と、酸性のクエン酸を使い分けることにより臭いが中和され、臭いを取り除くことができるのです。
重曹を使った臭いケア
制汗パウダー
わきの下の汗が気になる時は、お出かけ前に重曹パウダーをしていきましょう。濡れたタオルで汗をよく拭き取った後、パフに重曹を振りかけ、わきの下にはたくだけと簡単です。まれにかぶれる人もいますので、もし皮膚に異常が出た場合は使用をやめて下さい。
制汗スプレー
汗のベタつきや臭いが気になったら、ひと吹きでベタつきも臭いも解消してくれるのが重曹の制汗スプレーです。スプレーボトルに詰めて持ち歩くと便利です。
作り方
- 重曹水100mlにハッカ油を1~2滴加え、スプレーボトルにいれます。
- 汗が気になる部分にスプレーします
足の臭いの防止
暑い季節はもちろん、長時間靴下を履いていると、臭いやムレが気になりますよね。あらかじめ靴下に重曹を振り入れておくことで、臭いとムレを防止できます。履く直前になって中の重曹を振り落として下さい。
口の臭い予防
口臭が気になる時も重曹の力を借りましょう。水200mlに対し重曹小さじ2~3杯を入れて重曹水を作ります。これにハッカ油を1~2滴たらし、うがいをします。最後に水で口の中をゆすぎましょう。
クエン酸を使った臭いケア
お風呂にクエン酸を入れる
クエン酸を浴槽に約50グラム入れて下さい。体臭予防になります。クエン酸の酸性が肌の上の菌をやっつけてくれます。また、クエン酸が肌に吸収され、臭いの元となる乳酸の発生を抑えてくれます。
クエン酸入り入浴剤
重曹とクエン酸で手作り入浴剤を作ってみましょう。体臭予防になりますし、浴槽のお掃除も楽になります。
材料
重曹大さじ4、クエン酸大さじ2、塩大さじ2、好みの精油5滴、無水エタノール
作り方
- 曹、塩、クエン酸を混ぜ合わせます。
- 油を入れます。
- 体をよく混ぜながら無水エタノールをスプレーすします。手で握って一瞬固まりすぐ崩れるぐらいが目安です。
- 小さなボウルにラップを敷いて③を入れます。
- ラップに包んで形を整え、輪ゴムなどで口を開けしっかり留め、1日寝かせる。固まったら出来上がりです。
好みの香りでリラックスタイムを過ごすことができます。
足の臭いケア
足をよく洗ったあと、洗面器にお湯をはって、クエン酸を大さじ2杯入れます。足を5分~30分程度入れます。血行促進効果もあり、一石二鳥です。
ワキの臭いケア
水500mlに対してクエン酸を小さじ1杯入れます。よく混ぜ、コットンなどに染み込ませてワキにパッティングしましょう。ワキガの臭いはアポクリン汗腺から出る皮脂の臭いが原因です。
アポクリン汗腺からの汗はアルカリ性で、酸性のクエン酸が臭いを消してくれるのです。
ボディの臭いケアに、自然素材である重曹やクエン酸を使えば、臭いは消えるけれども肌の上の菌は殺しません。良い共生菌は肌を守ってくれますので、人間の体には必要なのです。
まとめ
臭いを撃退!重曹とクエン酸活用術
重曹とは
クエン酸とは
重曹とクエン酸で臭いが取れる理由
重曹を使った臭いケア
クエン酸を使った臭いケア