毎日洗っているのになぜか古臭い油の臭いがする…。頭皮の加齢臭で悩むひとは案外多いものです。加齢臭は、正しいシャンプー選びと洗い方によって、かなり軽減することができます。
加齢臭 を抑えるための正しい シャンプー 選びと洗髪のポイントを述べます。
頭皮の加齢臭はもうイヤ!シャンプーの選び方と洗い方のコツ
頭皮の加齢臭の原因
頭の加齢臭は、周りの人に気づかれやすい臭いのひとつです。頭部は体の中でも動きが多く、汗をかきやすい場所だからです。
実は頭の加齢臭は髪の毛ではなく、頭皮から発生しています。加齢臭の正体は「ノナネール」と呼ばれる物質で、毛穴の奥にひそむ脂肪酸が酸化して発生する臭い成分です。
ノナネールは乾いた油のような独特の臭いを持っており、この臭いが、個人個人の持つ頭皮の臭いと混ざり合って、加齢臭となってしまうのです。若い頃はホルモンの働きによってノナネールの発生が抑えられているためほとんど臭いがしません。
ところが年齢が上がるにつれてホルモンが減少して働きが悪くなり、その結果加齢臭が強くなってしまうのです。一般的に男性のものというイメージの強い加齢臭ですが、女性にももちろん発生します。
加齢臭を抑えるシャンプー選びのポイント
加齢臭を抑えるシャンプー選びのポイントは次の3つです。
低刺激のものを選ぶ
シャンプーは刺激の少ないものを選ぶようにします。頭皮の皮脂は地肌と髪の毛を保護するために必要なものです。洗浄力の強すぎるシャンプーを使うと、頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまい、毛穴は皮脂を補おうとより多くの皮脂を出します。
その結果、頭皮がかえってベタつき加齢臭が強くなってしまうのです。おすすめはアミノ酸シャンプーです。アミノ酸は私たちの体内にも存在する体に必要な成分です。当然皮膚に優しく低刺激で、頭皮に負担をかけず洗い上げることができます。
臭いを防ぐ成分が入っているものを選ぶ
香りをつけるシャンプーよりも、むしろ臭いを防ぐものを選ぶようにします。ミョウバン、タンニン、カテキンなどの成分は臭いを防ぐ効果がありますので、これらが含まれるシャンプーを選ぶようにします。
保湿成分が入っているものを選ぶ
頭皮の臭いをしっかり落とすことも大事ですが、見た目にツヤ感があることも清潔感を保つためには重要です。刺激の強いシャンプーを使い続けると、髪の毛を痛めパサつく原因となってしまいます。
加齢臭を落とす洗髪のポイント
シャンプーをつける前にお湯でしっかり予洗いする
実は頭皮の汚れは、お湯だけで8割方落とすことができます。お湯で少しだけ濡らしてすぐにシャンプーで洗い始めていた人は、まずお湯だけでしっかり汚れを落とすようにしましょう。シャンプーの泡立ちも良くなりますし、皮脂汚れなどもしっかりと落とせます。
頭皮は爪を立てて洗わない
汚れをしっかり落とそうと、頭皮に爪を立てガシガシと洗ってしまうと、頭皮を痛める原因となってしまいます。爪は立てずに指の腹で頭皮を揉み込むように洗いましょう。加齢臭の原因となる、毛穴に詰まった皮脂が外に出てきてきます。
すすぎをしっかりと行う
洗髪を完璧にできても、すすぎをしっかりしていないと頭皮にシャンプーの洗い残しが残り、毛穴をふさいでしまって加齢臭の原因となってしまいます。すすぎ時間は洗いの2倍の時間をかけるつもりでしっかりと行いましょう。
コンディショナーは毛先だけにつける
コンディショナーは毛先につけるだけで十分です。サラサラにしようと頭のてっぺんから全体につけてしまうと、ベタつきの原因となってしまいます。当然頭皮の毛穴もふさいでしまいます。
加齢臭を抑える生活を心がける
皮脂のバランスがよく健康な頭皮からは加齢臭はしません。健康な頭皮は健康な生活習慣から作られます。毎日の生活を正しく行い、加齢臭の発生しにくい体質にすることが大切です。気をつけるポイントを述べます。
飲酒、喫煙を控える
過度な飲酒や喫煙は血流を悪くし頭皮や毛穴にダメージを与えます。なるべく控えるようにします。
十分な睡眠をとる
十分な睡眠をとることで頭皮や髪の毛に栄養がよく行き渡るようになります。
バランスの良い食生活をする
タンパク質やビタミン、亜鉛、鉄、カルシウムなどは全て頭皮を健康に保ってくれます。まんべんなく体に取り入れるようにします。スナック菓子やファーストフードなど油分の多いものは食べ過ぎないよう注意します。
適度な運動を行う
適度な運動は血流を良くし新陳代謝を活発にしてくれます。頭皮の血行や汗腺の働きも良くなりますので皮膚のターンオーバーが促され、頭皮を健康に保つことができます。
まとめ
頭皮の加齢臭はもうイヤ!シャンプーの選び方と洗い方のコツ
頭皮の加齢臭の原因
加齢臭を抑えるシャンプー選びのポイント
加齢臭を落とす洗髪のポイント
加齢臭を抑える生活を心がける