キシリトールが虫歯の予防になるという話はとても有名です。しかし、商品説明などで虫歯予防に効果的と書いていても、本当に虫歯予防に効果があるのか疑問に思っている人も多いことでしょう。
そこで今回は キシリトール の虫歯予防 効果 の真実や正しい食べ方をご紹介します。
キシリトールの虫歯予防効果の真実 正しい食べ方も紹介
キシリトールとは
キシリトールは糖アルコールの1種で天然の代用甘味料です。キシリトールは白樺やとうもろこしの芯を加工して作られています。
また、キシリトールは天然なものなので野菜や果物にも含まれており、カリフラワーやいちごには多く含まれています。微量ですが、ほうれん草や玉ねぎ、ニンジンなどにも含まれています。
なぜ虫歯予防に効果があるのか
どうして虫歯予防に効果があるのか見ていきましょう。
酸を作らない
虫歯は糖が酸を作ることでできてしまいます。しかしキシリトールは糖のように虫歯の原因となる「酸」を作りません。従って、虫歯の原因を作る事がありません。
ミュータンス菌を増殖させない
虫歯の原因であるミュータンス菌はショ糖を分解し「酸」を作りだす性質があります。キシリトールにはミュータンス菌の活動を弱めることができます。そして長期的にキシリトールを取り続けることでミュータンス菌の繁殖を弱めることができます。
効果的な食べ方
虫歯予防になるからとキシリトールをただ食べればいいわけではありません。正しい方法で食べなければ最大限にキシリトールの効果を得ることはできません。それではどのように食べればいいのか説明します。
唾液は5分以上飲み込まない
キシリトールの成分が唾液で溶けだしてから5分以上唾液は飲み込まずそのままにしましょう。そうすることでより効果があらわれます。
しかし唾液を飲みこまず食べることは味をしっかり楽しめません。唾液はあまりすぐに飲み込まないほうがいいと意識するくらいにしましょう。
1日3回以上食べる
キシリトールは1日1回食べるだけでは効果はあまりありません。ガムの場合は1回2粒を1日3回以上食べるようにしましょう。
また、一日では効果はないので3ヶ月以上食べることをおすすめします。しかし、小さいお子様は大人と同じ量を食べることでお腹がゆるくなってしまうことがあるので、お子様には大人の半分の量にしましょう。
注意点
キシリトールで虫歯を予防したい人は以下のことを気をつけましょう。
キシリトールが多く入っているものを選ぶ
キシリトールが含まれている商品全てが100%キシリトールが含まれているわけではありません。味よりも虫歯予防を目的で買うのであればできるだけキシリトールが多く含まれているものを買うようにしましょう。
歯科医院では100%キシリトールが含まれているものを販売していることもあります。
キシリトールだけに頼らない
キシリトールは虫歯予防の効果があるとお話してきましたが、絶対ではありません。キシリトール100%でないものにはもちろん他の甘味料が入っています。その甘味料が原因でミュータンス菌を作る可能性があります。
キシリトールだけに頼らず毎日しっかり歯磨きをすることも虫歯予防には欠かせません。
歯科医院に定期的に通う
虫歯予防をしているから虫歯は絶対ないということはありません。痛みがなくても虫歯になっている、あるいは虫歯の予備軍の歯があるかもしれません。虫歯は早めの治療が大切なので定期的に検診をするようにしましょう。
その際歯科医院で販売されている100%キシリトール入りの商品があるかチェックしてみてください。
最後に
虫歯予防に効果があると有名なキシリトールですが、キシリトールだけでは虫歯予防はできません。虫歯を予防したいのであれば、まず食生活を見直し正しい歯磨きをすることが大切です。キシリトールには虫歯を予防に効果的なものではありますが過度な期待は禁物です。
食生活を見直ししっかり歯磨きをしそれでも心配ならキシリトールを食べるくらいが丁度いいです。キシリトールは虫歯予防の補助目的で使うようにしましょう。
まとめ
キシリトールの虫歯予防効果の真実 正しい食べ方も紹介
キシリトールとは
なぜ虫歯予防に効果があるのか
効果的な食べ方
注意点
最後に