美人といえば「目がぱっちりと二重」「鼻筋が通っている」「眉の形がきれい」など、顔の上部分に気が行きがちです。しかし実は、美人の決め手となるのは顔の下半分、つまり 口元 なのです。
マスクをしていた人が外すと「印象が違う」と感じるのは、それだけ口元の印象が顔全体に及ぼす影響が大きいからです。ということは、口元を変えれば印象がガラリと変わるということです。
口元で印象激変?口元は顔の重要パーツだった!
なぜ口元で印象が変わるのか
口元で印象が変わる理由は、口元が動く部分だからと言えます。会話の時はもちろん、食事の時も口元は動きます。人は動くものに目がいきますから、それだけ口元は注目され、印象に残りやすくなるのです。
実際に、ある調査では「異性の第一印象で注目する部分」に「歯並びなどの口元」をあげる人が半数近くいる、という結果が出ています。
口元の主な悩み
口元に悩みやコンプレックスを抱えている人は少なくありません。主な悩みに以下のことがあげられます。
ほうれい線、たるみ
主に、加齢により頬と口元を支える筋肉が衰えることで起こります。若くても骨格や乾燥肌が原因で目立つ場合もあります。ほうれい線がある人とない人では見た目年齢が5歳も違ってきます。老けた顔になる、最もたる原因と言えます。
歯並びの悪さ
近年多い悩みが、歯並びの悪さです。歯並びがガチャガチャだと、第一印象まで悪くなってしまう傾向があります。あごや歯の大きさ、虫歯や歯周病などの口腔内の病気、食べる時の癖などが原因で起こります。
ゴボ口、受け口など口元の形
ゴボ口とはいわゆる「前に出ている口元」のことです。下あごよりも上あごが前に出ており、口元がこんもりと盛り上がった状態になっています。あごの骨格や歯並びが原因とされています。一方受け口は「上あごより下あごが前に出ている状態」です。
ゴボ口と反対の状態と言えます。歯のかみ合わせが上下逆となっており、遺伝や歯並びが原因と言われています。
くちびるの色や形など
くちびるは皮膚が薄いため、血管の状態が見えやすい場所です。血行不良によりくちびるの色が悪くなると老けた印象を与えてしまいます。また、乾燥しやすい部分でもあり、カサカサと皮がめくれてだらしなく見えてしまいます。
口元の悩み、それぞれの対策・解消法
口元の悩みは自分で解決できるもの、専門医などプロの手を借りたほうがいいものがあります。各悩みの項目ごとに対策や解消法を述べます。
ほうれい線、たるみ
毎日の生活の中にほうれい線を解消するエクササイズを取り入れましょう。毎日コツコツ続ければ、かなり効果があります。
<ベロ回し>
口をしっかりと閉じた状態で、ベロ(舌)を内側からほうれい線に沿って押すように、グルリと一周させます。ほうれい線を押して伸ばすイメージでゆっくりと行います。左右各10回ずつ行います。
<頬ふくらまし>
口を閉じフグのように頬をふくらませ、そのまま5秒間キープします。これを5回繰り返します。
歯並びの悪さ
<矯正>
歯並びの本格的な矯正は自分で簡単にできるものではありません。矯正を考える場合は歯科医とよく相談しましょう。
ブラケット矯正、裏側からのブラケット矯正、マウスピース矯正などさまざまな方法があるので、費用や日常生活への影響を考え、自分に合う矯正方法を選択するようにします。
<日常生活でできること>
きれいな歯並びを維持できるよう普段の生活で気をつけるべきことがあります。
口呼吸をやめる
口呼吸ばかりしていると歯のバランスが崩れてきます。鼻呼吸に切り替えましょう。
よく噛む
食べる時によく噛むようにします。左右どちらか一方側ばかりで噛むのではなく、バランスよく全体の歯を使うようにします。
頬杖をつかない
姿勢の悪さは歯茎や歯に負担をかけてしまいます。
ゴボ口、受け口
程度により専門医の治療を受けるようにします。自分でできる対策としては
- 鼻呼吸をする
- 口の中で舌を正しい位置に置く(舌の正しい位置は上の前歯の歯茎裏)
- よく噛んであごを使う
などがあります。
くちびるの色や形など
くちびるの色が悪いのは血行が悪くなっているためです。くちびるの血行をよくするにはくちびるマッサージがおすすめです。
<くちびるマッサージ>
くちびるにワセリンや保湿用のリップをぬり、クルクルと指で小さな円を描くようにマッサージしていきます。5回程往復して行います。
まとめ
口元で印象激変?口元は顔の重要パーツだった!
なぜ口元で印象が変わるのか
口元の主な悩み
口元の悩み、それぞれの対策・解消法