口元のたるみは老いて見えるだけではなく、元気の無さを象徴したり、そんなつもりはなくても不機嫌な印象を与えてしまう可能性があります。それでは、口元のたるみは何が原因で起きてしまうのでしょうか。
また、 口元 の たるみ を防ぎ、予防する対策方法もご紹介します。
口元のたるみの原因とさまざまな対処方法とは?
口元のたるみの原因とは?
口元の皮膚は真皮のコラーゲンやエラスチンという成分によって支えられています。
これらの成分により口元のハリや弾力が維持されていますが、加齢とともにこれらの成分が少なくなっていき、弾力が失われていき、たるみの原因になります。平均的に、20代をピークに真皮の弾力が失われています。
また、口の周りの筋肉の衰えもたるみの原因になります。顔の中でも口周りは脂肪が集中している部位ですが、口周りの口輪筋が衰えることで脂肪が支えきれなくなり、口元をたるませてしまいます。
口元のたるみは加齢によってどうしても起きてしまうものですが、たるみを意識した対策をしっかり行うことで予防したり改善することができます。簡単にできるたるみの対策方法を3つご紹介します。
対処方法1:光老化を避ける
老化の原因はさまざまですが、紫外線による老化は老化原因の8割を占めるといわれています。紫外線にはUV-AとUV-Bの2種類がありますが、真皮にダメージを与えるのはUV-Aです。
UV-Aは紫外線の中でも波長が長い光です。雲やガラスも貫通して皮膚に届くため、曇りや室内にいる時も注意が必要なのです。UV-Aは真皮まで届き、活性酸素を発生させ、真皮のコラーゲンやエラスチンにダメージを与えます。その結果、弾力が失われたるみにつながるのです。
UV-Aを防ぐためには、日中しっかり日焼け止めを塗るなどの紫外線対策を行っておく必要があります。UV-Aは曇りや雨の日も晴れの日と同様に降り注がれているので、気を抜かずに対策をしておきましょう。
日焼け止めには「SPF」と「PA」という指標が表示されていますが、UV-Aに対する効果の指標をあらわすのは「PA」の方です。そのため、日焼け止めを購入する際にはPAのUVA防止効果がどの程度かを指標にするとよいでしょう。
対処方法2:口元の運動をする
口輪筋が衰えている場合は、筋肉が皮膚を支えられなくなり皮膚がたるんだ状態になりますので、口輪筋をしっかり動すことで口周りの筋肉がつき、口元をリフトアップさせることができます。筋肉の強化はたるみの予防につながります。
口周りの筋肉を強化するには、口や舌を使ってストレッチをするようにしましょう。口笛を吹くことも効果的です。ペットボトルを使った口周りの体操や、顔ヨガと呼ばれる顔専用のヨガによる運動も効果があります。
簡単にできる方法としては、ガムや硬いものを噛んでしっかり口元を動かすのも効果的です。
対処方法3:ビタミンCを摂取する
コラーゲンやエラスチンは体内でアミノ酸から合成されるタンパク質です。このタンパク質の合成を助ける栄養素がビタミンCなのです。ビタミンCは真皮の線維芽細胞の働きを助け、線維芽細胞がコラーゲンやエラスチンを生成します。
そのため、真皮を支えるコラーゲンやエラスチンをつくるにはビタミンCを積極的に摂取しておきましょう。ビタミンCは摂取しすぎても余剰分は排出されるため、摂取し過ぎを気にする必要はありません。
喫煙をしているとビタミンCが破壊されてしまうため、たるみ予防のためにも喫煙は控えるようにしておきましょう。
いかがでしょうか。口元のたるみは老化や筋肉の衰えで自然に発生するものですが、しっかりと対策をすることでたるみ予防をすることができるのです。ただし、いずれの方法も継続が大切なため、少しずつでも毎日対策をするのがオススメです。
まとめ
口元のたるみの原因とさまざまな対処方法とは?
口元のたるみの原因とは?
対処方法1:光老化を避ける
対処方法2:口元の運動をする
対処方法3:ビタミンCを摂取する