ちまたで良く聞こえてくるクエン酸を使った掃除ですが、クエン酸は掃除で使う以外にも臭いをとってくれる効果があります。今回は、そんな クエン酸 の 掃除 のコツとクエン酸でとれる臭いについてご説明します。
お掃除のレベルUP!臭いまでとってくれるクエン酸
まずはクエン酸を使いこなすための基本から
クエン酸や重曹で調べると、アルカリ性だとか酸性だとか入り口からつまずきそうな言葉が出てきますが、クエン酸を使った掃除のポイントは、中和させ、汚れを取りやすくする効果を持たせることです。
今回は、弱酸性だとか強アルカリ性だとか細かい分類の説明は混乱するので省きますが、まずは、この大まかな基本だけをしっかり覚えましょう。そうすれば、掃除のときに何をどう使えばいいのかがすぐにわかるので簡単です。
まず、クエン酸はお酢と同じ酸性です。反対に、これとあわせて掃除で良く使われる重曹はアルカリ性です。クエン酸の相棒にもなりますので、覚えておきましょう。
アルカリ性
重曹、石鹸、セスキ炭酸ソーダ
酸性
クエン酸、お酢、塩酸
対する汚れですが、汚れには水垢や油汚れなどさまざまなものがあり、汚れごとに酸性やアルカリ性の性質を持っています。うまくいかない原因は、この汚れのタイプの判断が間違っている可能性があります。
汚れのタイプを見極める
ここでは、汚れのタイプ別の使い方とその消臭効果をご紹介します。キッチンやお風呂などの水回りの汚れと言えば、油汚れ、水垢、石鹸カス、浴槽の皮脂汚れ、冷蔵庫などの手垢です。ここでお伝えしたいのは、汚れのタイプです。
油汚れや手垢などの皮脂汚れは酸性です。なので中和させるためにはアルカリ性の重曹などが必要になります。
反対に、水垢や石鹸カスはアルカリ性なのでクエン酸の出番と言うことになります。この要領で分別すると、シンクや蛇口の水垢、電気ポットの汚れ、石鹸カス、トイレの尿石、まな板など脂っぽくないのはクエン酸で対応できると言うことがなんとなくわかります。
- 油汚れ、手垢、皮脂汚れ(酸性) →石鹸、重曹(アルカリ性)
- 水垢、石鹸カス(アルカリ性)、尿石→クエン酸、お酢(酸性)
使い方の例
汚れのタイプを分別したところで、次に使い方を説明します。
- 水とまぜてスプレーにする(軽い汚れに) ※水500mlに小さじ2杯程度
- そのまま振りかけて水をつけたスポンジで擦る(普段のお掃除に)
- 重曹と合わせて発泡させる(頑固な汚れに)※重曹を撒いたあと①のスプレーを吹きかける
この①~③を汚れの具合に応じて使いわけてください。この他にも、例えば電気ポットの白いミネラル分が固まったような汚れには水を入れた中にクエン酸を小さじ1杯入れ、沸騰させると驚くほどキレイになります。
クエン酸は消臭効果が期待できる
さて、クエン酸が効果を発揮する臭いですが、クエン酸にはトイレのアンモニア臭はもちろんペットのアンモニア臭やたばこ臭も中和してくれるので、掃除のあとは臭いもなくなり掃除のレベルをグッと上げてくれます。
クッションなどに直接スプレーしてさわやかになれば気分も最高です。基本はやはり掃除と同じでアルカリ性の臭いには酸性のクエン酸が効果あり!です。
クエン酸が消臭効果を発揮する臭い
- トイレやペットのアンモニア臭
- タバコの臭い
- 焼き肉のあとの部屋の臭い
- 魚の生臭さ
- ゴミ箱の臭い
お掃除で「中和してとる」ということはわかりましたが、臭いも同じく「中和させてとる」のはお掃除の考え方と全く同じです。
例えば、トイレ掃除はアンモニア臭の宝庫です。これにはクエン酸は抜群の効果を発揮します。
その他、お風呂の洗い場は皮脂汚れ(酸性)と石鹸カス(アルカリ性)が混ざっていますが、こんなときは、相棒の重曹とまぜて使いましょう。使い方③のように重曹を振りかけてクエン酸スプレーを振りかけると発泡してキレイに汚れが落ちます。
排水溝も同じようにするとヌメリが取れ、重曹の消臭効果とクエン酸のW消臭効果でスッキリします。
クエン酸はお主婦のお掃除パートナー
おおまかでいいので、中和させるには反対のものを使うことを基本に、クエン酸は酸性だから脂っぽくないアルカリ性に使える!ということを考えながら、毎日のお掃除を楽しんでください。
スプレーのうすめ方は参考ですので、いろいろ試して濃度は調整してください。クエン酸でお掃除しながら臭いもとってくれるなんて経済的ですね。
まとめ
お掃除のレベルUP!臭いまでとってくれるクエン酸
まずはクエン酸を使いこなすための基本から
汚れのタイプを見極める
使い方の例
クエン酸は消臭効果も期待できる
クエン酸が消臭効果を発揮する臭い
クエン酸はお主婦のお掃除パートナー