シミ、しわ、くすみなど、お肌の悩みは尽きないですが、ニキビも気になる悩みの1つとして、思春期以降の女性を悩ませています。このようなニキビも、ケアを誤ると跡になり、クレーターのような状態になることもあるのです。
今回は、 ニキビ 跡 の クレーター になる過程と、対処法についてご紹介します。
これもニキビ跡?クレーターが気になる!
- 目次 -
ニキビが跡になるとどうなる?
ニキビは一般的に、過剰に分泌された皮脂の詰まりや汚れによって生じる、肌の病気です。赤く腫れて(炎症が悪化して)芯の残るような赤ニキビの他に、毛穴の汚れが詰まることによって起こる黒ニキビや白ニキビなどの種類があります。
さて、このようなニキビですが、特に赤ニキビのケアを誤ると以下のような跡になることが知られています。
- 赤にきびの赤みが残る色素沈着
- 凸凹の跡が残るクレーター
ひとくちにニキビ跡といっても、以上のような2種類にわけることができます。
ニキビがクレーターになる理由は?
ニキビの炎症は、皮膚の「真皮」と呼ばれる層で起こるのですが、自分自身の免疫力と、アクネ菌とが長期にわたって相互作用する間にで、上記のようなにきび痕ができるのです。
でも、ニキビができて、クレーターのような跡になるまでのプロセスを知っておけば、対策も考えやすくなるのではないでしょうか。
- 毛穴の皮脂が中で詰まり、そこにアクネ菌などが発生し、毛穴の中で炎症性のニキビができます。
- 自分自身の免疫細胞と、アクネ菌とが相互作用すると、結果的に膿みが生じます。
- 膿が出るほどの炎症のダメージが、炎症の起こっている真皮に当たることによって、通常の量よりも多いコラーゲンが作られます。
- 大量に発生したコラーゲンは、瘢痕組織(はんこんそしき)といい、凸凹やクレーター等のニキビ跡の悪因となります。
- 既に皮膚に残った瘢痕組織(はんこんそしき)は、炎症がどのレベルかによりますが、ニキビができたところの毛穴の形をそのままにして、その周囲に痕が広がっていきます。
- 上記のような場合か、もしくは、ニキビができたところの毛穴の形がなくなって、大きな皮内瘢痕(ひないはんこん)を形成する場合とにわかれます。
- ご紹介したような場合、クレーターと呼ばれる大きな凹みを残したニキビ跡になってしまうということです。5-1のような場合は、クレーターというよりも凸のようなふくらみを残してしまうニキビ跡に該当します。
ニキビ跡がクレーターにならないようにするためには、どうしたらいい?
皮膚に大きな凹みを残すクレータータイプのニキビ跡は、長時間の治療が必要なうえ、完璧にニキビができる前の元通りの皮膚に戻ることは期待できないようです。
では、クレーターは予防が一番ということになりますが、ニキビができてしまったとき、どうしたらクレーターのような跡にならずに済むのでしょうか。
まずは、ニキビが悪化しないよう、ニキビができている期間は刺激物の摂取を避けることがあげられます。たとえば辛いもの、コーヒー、タバコなどのことですが、クレーターになるのが恐ければ、たとえ大好物でもそれらを我慢することです。
また、ニキビ周辺を触らないようにすることも有効です。ニキビはとても刺激に敏感ですから、普段頬杖をつく癖のある方のフェイスラインにニキビがあるとしたら、それは頬杖によってニキビをつくりだしているのと同じことです。
特に赤ニキビは目立つため、触りたくなる気持ちはわかりますが、グッとこらえて、ニキビを刺激しなように気をつけて下さい。髪の毛がニキビに触れている場合もありますので、女性の場合は前髪や結んだときの後れ毛にも注意が必要です。
生活習慣を見直して、まずはニキビ予防からはじめましょう
これから新しいクレーター跡を残さないためにも、まずはニキビ予防も大切です。できてしまったニキビには上記のような方法で対処してください。
でも、やっぱりニキビができないよう、普段の就寝時間、睡眠の質、食生活、寝具の衛生を保つことが大切です。遅くとも深夜0時にはベッドに入り、自分が心地よい睡眠をとりましょう。
ニキビのできる箇所に触れる、特にまくらカバーも清潔かどうか見直してみてください。意外と洗濯するサイクルの長いまくらカバーは、雑菌の温床です。こまめに洗濯するか、上にガーゼタオルなどを敷いて、ガーゼタオルを毎日洗濯するという方法もおすすめです。
これらの方法によってニキビを予防し、将来のクレーター跡も予防することが望ましいでしょう。
まとめ
これもニキビ跡?クレーターが気になる!
ニキビが跡になるとどうなる?
ニキビがクレーターになる理由は?
ニキビ跡がクレーターにならないようにするためには、どうしたらいい?
生活習慣を見直して、まずはニキビ予防からはじめましょう