人の印象を左右する顔にできるニキビは、鏡を見るたびに憂うつになる、できれば避けたい存在です。でも、この治し方の難しいニキビが、もしも跡になってしまったら、さらにあなたを悩ませることになります。
今回は、このようにできてしまった ニキビ 跡 の 治し方 について効果的な方法を3つご紹介します。
残ってしまったニキビ跡の効果的な3つの治し方!
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ニキビはどうして跡になるのか?
ニキビの炎症は、皮膚の「真皮」と呼ばれる層で起こります。
毛穴の中で過剰に分泌された皮脂や肌の汚れが詰まってしまい、アクネ菌などに感染し、さらに悪化していくのです。
悪化するとニキビが膿んでしまい、その膿みをカバーするかのように、通常時よりも多い量のコラーゲンが生成されます。
このように多く生成されたコラーゲンは、瘢痕組織(はんこんそしき)とよばれ、これが治し方の困難なニキビ跡と呼ばれるものになっていくのです。
つまり、できてしまったニキビが膿んで悪化した結果残るものが、ニキビ跡だと言えます。
ニキビを悪化させないことが一番ですが、もう跡になってしまった場合、どのような治し方があるのでしょうか。
ニキビ跡の治し方1.皮膚科でピーリングを受ける
ニキビ自体が立派な皮膚の病気ですから、ニキビ跡も病院で診てもらうのが一番です。ここ10年の間に、ニキビ・ニキビ跡の治療方法は格段に進歩しています。
たとえば、皮膚科や美容皮膚科の診療内容を見てみてください。そこに「自由診療」や「保険外治療」という名称のもと、「ピーリング」というメニューがあったら、まずそちらの皮膚科、美容皮膚科を受診することをおすすめします。
このとき、色素沈着系の赤みの残ったニキビ跡には効果が比較的早く出ますが、凸凹のクレータータイプのニキビ跡の場合、ピーリングの濃度や種類を吟味しないと効果を実感しにくいということを留意してください。
ピーリングとひとくちに言っても、実はさまざまな種類があるため、自分の症状とニキビ跡のレベルに合わせて、皮膚科医と十分なカウンセリングの上で施術してもらうことをおすすめします。
効果的なニキビ跡のピーリングとして、以下の2つをご紹介します。
ラクトピーリング
ニキビ跡の色素沈着やシミにも効果が期待できるピーリングです。ケミカルピーリングの中で、天然乳酸を使用しているため、刺激が少なく、敏感肌の方も施術可能です。
サリチル酸マクロゴールピーリング
角質層を改善することにより、肌の新陳代謝を促しターンオーバーを正常化するピーリングです。ラクトピーリングよりも強いサリチル酸という成分によって、肌のトラブルを起こしている角質層にアプローチするため、ニキビ跡はもちろんのこと、ニキビ自体にも効果があるとされています。
ニキビ跡の治し方2.皮膚科で光治療を受ける
ピーリングよりも、クレーター型のニキビ跡にも効果のあるのがこちらの治し方です。
「光治療」または「レーザー治療」とよばれる治し方で、ピーリングに比べてダウンタイムがないことがメリットとなっています。
効果的な光治療として、以下の2つをご紹介します。
フラクセル
フラクセルレーザーを点状照射することによって、新しい肌に再生させる効果のある治療法です。このレーザーは、凸凹のニキビ跡にも効果があるとされています。
IPL(フォトフェイシャル)
IPLとよばれる光を照射することによって、肌のターンオーバーを促す治療法です。こちらはフラクセルよりもダウンタイムが短く、手軽に受けることができますが、凸凹のニキビ跡への効果はあまり期待できないようです。
ニキビ跡の治し方3.ダーマローラーの使用
ダーマローラーとは、極細の針が本体に無数についているローラーを、気になるトラブルのある肌の上で転がし、コラーゲンの生成を促がす方法です。 肌を刺激し、 再生を促すのですが、これによってニキビ跡に効果があるといわれています。
こちらは購入後自宅でできるものであるため、時間がなくてなかなか病院に行けない…という方におすすめの治し方です。
どちらの治し方にもある注意点とは?
ここまで2つのニキビ跡の治し方をご紹介してきましたが、ピーリングはダウンタイムが少々あるため、なるべく術後12時間は化粧を控えるべきという皮膚科もありますので、ご自身の予定に合わせて施術してもらうことが大切です。
また、光治療は高価なうえ、10回ほど照射しないと満足のいく結果が得られなかったという意見もあります。
ダーマローラーは、医師の監視下にないところでのセルフケアのため、使い方を間違ってさらなるトラブルにならないよう、配慮することが大切です。
予算と治し方についての十分な知識をもったうえで、検討する必要がありそうです。
まとめ
残ってしまったニキビ跡の効果的な3つの治し方!
ニキビはどうして跡になるのか?
ニキビ跡の治し方1.皮膚科でピーリングを受ける
ニキビ跡の治し方2.皮膚科で光治療を受ける
ニキビ跡の治し方3.ダーマローラーの使用
どちらの治し方にもある注意点とは?