プロテオグリカンという美容に関係する成分についてお聞きになったことは、ありますか。プロテオグリカンは、ヒアルロン酸やコラーゲンのように保水性という面では優れたものです。
ここ最近注目されている プロテオグリカン についてその成分や 効果 とはどのようなものなのかをご説明します。
プロテオグリカンの成分内容やその効果とは
プロテオグリカンの成分内容とは
人の体内の中にもプロテオグリカンは存在しており、軟骨や皮膚などを構成しています。そしてサプリメントや化粧品などの原料に使われており、ヒアルロン酸やコラーゲンなどとともに保水性に優れた細胞外基質というものを構成している成分です。
主に肌のハリや保湿に関係しており関節などではクッションとしての役割を担っています。
プロテオグリカンの種類
たいへん希少な成分ですので、以前はあまり広くは製品として普及しませんでした。しかし最近では、効率よくサケの鼻軟骨などから抽出できるようになってきました。
一般的にプロテオグリカンと呼ばれているものは、一つのタンパク質に糖が結合してできる化合物です。それは糖鎖というものが何本かグリコサミノグリカンに結合しているものを指すのですが、その総称となっています。
またプロテオグリカンには、何種類かありグリコサミノグリカンを形作っている糖鎖の種類によっても分類されています。
そしてプロテオグリカンの代表的な種類として知られているのは、動物の軟骨組織に存在しているアグリカンです。他にはヴァーシカンという皮膚の真皮層にあるものやパールカンという皮膚の基底層に存在しているものなどがあります。
プロテオグリカンの効果とは
プロテオグリカンのさまざまな効果は、美容や疾患に関する点で期待が高まっています。美容的なものでは、次のような効果があります。
保水性では、ヒアルロン酸と比較するとプロテオグリカンは1.3倍あります。またI型コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促進するという働きもありますので一層保水力を高める効果が期待できます。その効果で肌の乾燥やたるみ、しみやしわ、くすみなどが改善される高い保水性があります。
プロテオグリカンの効果として抗炎症作用というものがあります。この効果としては、老化現象である肌のたるみやシワ、シミなどを抑える働きがあります。この働きによって老化を促している活性酸素の発生自体も未然に防いで、若々しく肌を保つ効果をもたらします。
EGF様作用では、上皮細胞増殖成長因子と言われるEGFと同様の作用がプロテオグリカンにも確認されました。EGFと言うのは、細胞の増殖や再生を助けるという因子ですが、年齢が上がるに連れて減少していくものです。
そしてEGFの減少によって細胞の再生機能である新陳代謝が遅れるために肌の老化現象につながります。このような細胞の再生機能もプロテオグリカンが促進するという効果が確認できています。
プロテオグリカンの生活習病での効果とは
さまざまな生活習慣病の要因となっているのは、活性酸素なのですが生活習慣病になると慢性的に炎症を起こすような物質が過剰に発生します。その活性酸素の発生をプロテオグリカンの抗炎症作用が働き抑制すると言われています。
そして血管の老化や内臓や脳、糖尿病や肥満などの代謝異常となるリスクを予防してくれます。さらに血糖値が上がるのを抑制するという効果もあります。
プロテオグリカンの効果は、美容や疾病の分野でも認められています。しかも少量で美容成分と比較しても高い効果が見込めるためにより期待感が高まっているようです。また経口摂取や塗布でも同じような効果が得られるために応用の範囲も広がっています。
まとめ
プロテオグリカンの成分やその効果とは
プロテオグリカンの成分とは
プロテオグリカンの種類
プロテオグリカンの効果とは
プロテオグリカンの生活習慣病での効果とは