痛みとかゆみを伴う「 しもやけ 」の 治し方 は、血行をよくすることが一番効果的です。体質改善を心がけて血行促進を促す食事や入浴方法を知ることが治療への近道になります。
また血行をよくして体温をあげることだけでなく、その熱を逃がさないように工夫することで「しもやけ」は治ります。
痛痒いしもやけ!治し方のポイントはとにかく血行促進!
血行改善することが最優先
しもやけは、冷えや圧迫などの理由で血液の流れが悪くなり発症する血行障害ですので、血行をよくしないと治りません。
寒さなどで体が冷えたり、窮屈や合わない靴をはくなどで足先を圧迫してしまったりすることで、血液の流れが悪くなりますが、もともと体の抹消部分である、手、足、耳たぶなどは血管が細く血液が運ばれにくい部分です。
体が冷えるとさらに血液の流れが悪くなるためしもやけができます。血液が抹消の血管まで届くように温めることが重要になります。
食事での血行促進
血液の流れをよくする食物は積極的に取り入れ、逆に流れを悪くする食物はとらないように気を付けます。血液をサラサラにし、体を温めることで血行は促進されます。
血行をよくしてくれる食物は、ビタミンEを多く含むアーモンド、ヘーゼルナッツ、かぼちゃ、モロヘイヤなどがあります。ビタミンCを多く含むキウイフルーツやアセロラ、ブロッコリーやピーマンなども大切です。
ビタミンB1を多く含む豚肉、大豆製品の納豆や豆腐、そら豆、えんどう豆などの豆類も大切です。その他、しょうがやネギなども体をあたため血行をよくしてくれます。
逆に血行を悪くしてしまうため、とり過ぎない方がいい食物としては、ジャンクフードと言われるものは避けた方がいいでしょう。糖分や脂質、塩分を多く含む食事は体を冷やし、血行を悪くします。
血行によいと言われている食物も、調理の仕方によっては体を冷やしてしまうこともありますので、調理の仕方も工夫しましょう。
冷・温水に交互に手足をひたして血行促進
毎日入るお風呂で血行促進させましょう。寒い日は熱いお風呂に入ってすぐに体をあたためたいと考えがちですが、38~40度くらいのぬるめのお風呂にゆっくり浸かるほうが、冷えの解消には効果的です。
ぬるめのお湯のほうが、副交感神経が活発になりリラックス効果も高くなり血行が促進されます。全身の血液の流れをよくして、抹消の血管にまで血がめぐるようにします。
さらに、桶などに40度くらいのお湯と冷水の2つを用意し、1~2分ほど交互に手足をひたすという行為を5回ほど繰り返すのも血行、新陳代謝を促進させるのに効果的です。しもやけの治癒にも予防としてもおすすめです。
ツボ押しで血行促進
血行をよくしてくれるツボが足にはいくつかあります。
手にあるツボは、合谷(ごうこく)、陽池(ようち)、労宮(ろうきゅう)、小府(しょうふ)、魚際(ぎょさい)、神門(しんもん)などです。足にあるツボは、湧泉(ゆうせん)、三陰交(さんいんこう)、太谿(たいけい)、築賓(ちくひん)、八風(はっぷう)などがあります。
ツボを押すときには、息を吐きながら押し、吸うときに指を外すと効果的です。また、体がリラックスしているタイミングでツボ押しをしたほうが効果があがるので、お風呂あがりなどにマッサージするようにツボ押しを取り入れるのがおすすめです。
温めた体の熱を逃がさないようにする
血行改善するには体を内側からだけでなく外側からも温める必要があります。寒い日は布団に湯たんぽを入れることで温かい布団で朝までぽかぽかに保つことができるのでおすすめです。
湯たんぽのほかに電気毛布を利用されている方もいらっしゃるかもしれませんが、電気毛布は眠る1~2時間前につけて布団をあたためるのに使うのがちょうどいいです。朝までつけて寝てしまうと汗をかきすぎたり喉が渇いて肌などが乾燥してしまう恐れがあります。
また日常的には、靴下を重ねて足元の保温をすることも大切です。ただ靴下を重ねるだけでなく、シルク素材のものと綿素材のものを重ねると、ムレず保温力が強いです。また内側にはく靴下は5本指タイプのものを利用すると効果的です。
まとめ
痛痒いしもやけ!治し方のポイントはとにかく血行促進!
血行改善することが最優先
食事での血行促進
冷・温水に交互に手足をひたして血行促進
ツボ押しで血行促進
温めた体の熱を逃がさないようにする