毎年冬になると、手足がかゆくなってきて、次第に痛みもともなうようになってくる…といった経験はないでしょうか?ひどくなると赤紫色に変色しだすこともあるかもしれません。これらの症状は、しもやけによるものかもしれません。
しもやけは、悪化すると、その痛みから歩くことが困難になることもあるのです。でも、しもやけの治し方がわからなくて、毎年放置してしまっている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、 しもやけの治し方 をご紹介いたします。
かゆい!痛い!つらいしもやけの治し方
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しもやけの主な症状は?
しもやけは、別名“凍瘡(とうそう)”と呼ばれています。おもに手、足、鼻、耳たぶ、頬などが腫れたり、赤い発疹が出たりして、さらに痛みかゆみをともなうのが特徴です。
外気温が下がってくる時期に見られることが多いため、冬の“季節病”とも言えるのではないでしょうか。
特に、普段の生活で以下のような現象が見られたら、しもやけであることが多いようです。
- 足(足の指だけ、というケースもあります)、手が赤く腫れあがっている
- 身体があたたまるとかゆくなり、寒くなると痛くなる
- 手足の指が、赤紫色や赤黒く変色している
このような症状で悩んでいる場合は、しもやけにかかっているのかもしれません。では、このようなしもやけのつらい症状は、どのようにしたら治すことができるのでしょうか。
しもやけの治し方1.ビタミンE配合のサプリメントを摂取する
しもやけの治し方はいくつかありますが、その中でも身体の中からしもやけを治す方法は、ビタミンEを経口摂取することです。なぜビタミンEがしもやけに効果的なのかというと、血管を拡張して、血行をよくしてくれるはたらきがあるからです。
しもやけになるのは、体内の血行不良が原因と言われていますから、ビタミンEを摂取することによって、滞っていた血行がよくなれば、しもやけも改善されるということです。
ビタミンEは、ドラッグストアで手に入るサプリメントでも摂取できますが、最近ではコンビニ商品のなかに「ビタミンを摂取できるグミ」があります。
ビタミンEが配合されている、このようなグミを1日2~3粒食べるだけでも、血行がよくなっていくことを実感できるでしょう。また、ビタミンEを多く含む食品を食べることもおすすめです。
では、どのような食品がビタミンEを多く含んでいるのでしょうか。
しもやけの治し方2.ビタミンEが多く含まれている食品を食べる
血行をよくしてくれて、結果的にしもやけへの効果を期待できるビタミンEですが、どのような食品を選べばよいのでしょうか。ビタミンEの多い食品は、以下の通りです。食品100gあたりのビタミンE含有量で、単位はmg(ミリグラム)です。
- すじこ(10.6)
- いくら(9.1)
- 焼きたらこ(8.1)
- モロヘイヤ(6.5)
- うなぎのかば焼き(4.9)
- 大根の葉(4.9)
これらの食品を摂取することによって、ビタミンEの効能により、しもやけの改善が期待できます。
しもやけの治し方3.ビタミンEやヘパリン類似物質配合の塗り薬を使用する
ここまで、身体の内側からアプローチする、しもやけの治し方をご紹介してきました。ここまでご紹介した方法をさらに効果的にするためには、やはり身体の外側からのアプローチもあわせて行うことが望ましいでしょう。
それは、ビタミンEや、ヘパリン類似物質が配合されたクリーム(市販薬、処方薬含む)を塗ることです。
薬局に行くと、「ケラチナミンコーワ」などのクリームをすぐに見付けることができると思いますが、それがビタミンEを配合したクリームです。まだ症状が軽度の場合は、このような市販薬で対応できるでしょう。
しなし、ひどいかゆみがあったり、皮膚が赤黒く変色しているような場合には、皮膚科で処方されるようなステロイド外用剤を塗らないと改善しない場合もあります。
ステロイドの入った外用剤は、しもやけやアトピー性皮膚炎のように、かゆくてついついかいてしまうといった皮膚炎などの肌トラブルに対して、優れた抗炎症作用を発揮してくれます。
しもやけが軽度の場合は、皮膚科に行く前に上記の方法を試してみてください。ですが、生活に支障がでるほどのひどいしもやけの場合は、一度皮膚科を受診することをおすすめします。
まとめ
かゆい!痛い!つらいしもやけの治し方
しもやけの主な症状は?
しもやけの治し方1.ビタミンE配合のサプリメントを摂取する
しもやけの治し方2.ビタミンEが多く含まれている食品を食べる
しもやけの治し方3.ビタミンEやヘパリン類似物質配合の塗り薬を使用する