年をとると誰でも白髪が増えてきますが、女性は白髪が少し目立つだけで一気にふけて見えてしまうので、できるだけ白髪は減らしたいものです。
白髪染めで白髪を染めてしまうのは簡単だけど髪の痛みが気になる、という方のために、白髪染めを使わずに 白髪 を予防・ 改善 するためのすぐ始められる生活習慣6選をご紹介します。
白髪を改善するための生活習慣6選
- 目次 -
なぜ白髪になってしまうの?
白髪を改善するには、まずなぜ髪の毛が白髪になってしまうのかを知っておくことが大切です。
私たちの髪の毛は、もとは全て白髪であり、毛根にあるメラノサイトという色素細胞がメラニンを生成することにより髪を黒く着色してくれます。しかし何らかの原因でメラノサイトの働きが弱ってしまい、メラニンが少なくなると白髪になってしまいます。
メラノサイトの働きが弱ってしまう原因は、まだ完全には解明されていない点もありますが、
- 紫外線による頭皮へのダメージ
- 頭皮の血流の悪化
- 栄養不足
- ストレス
- 遺伝的にメラノサイトの働きが弱い
などがあげられます。
白髪を予防・改善するには、これらの原因を解消するような生活習慣を身につけることが大切です。
帽子や日焼け止めで紫外線による頭皮へのダメージを避ける
紫外線といえば肌のメラニンを増やしてシミを作るイメージがあるので、紫外線が白髪の原因になるというのは意外かもしれません。頭皮のメラノサイトは紫外線のダメージで働きが弱くなってしまいますので、頭皮に強い紫外線を浴びると白髪の原因になってしまいます。
頭皮への紫外線を避けるため、紫外線の強い季節には帽子をかぶると良いでしょう。また普通の日焼け止めを頭皮に塗るとベタベタしてしまいますが、頭皮にも使えるスプレータイプの日焼け止めもありますので、そういった日焼け止めを使うのも一つの手です。
銅や亜鉛などの栄養をとる
メラノサイトがメラニン色素を作るためにはさまざまな栄養素が必要ですが、特にメラニンの原料となる「チロシン」をとることと、メラノサイトの働きを活発にする「チロシナーゼ」という酵素を活性化することが重要です。
チロシンは乳製品やバナナ、黒豆、ごまなどに多く含まれます。またチロシナーゼを活性化するにはチロシナーゼに含まれる銅をとると良いといわれています。銅は納豆やえだまめ、プルーン、のりなどに多く含まれています。
また成長ホルモンが不足するとメラニンの生成ができず白髪が増えるといわれているので、成長ホルモンの分泌を促す亜鉛もおすすめです。亜鉛は牛肉などの肉類や魚介類全般に多く含まれており、特にカキには豊富な亜鉛が含まれています。
これらの食品をなるべく毎日食べるようにしたり、不足している栄養をサプリメントで補うようにすると良いでしょう。
頭皮マッサージで血行を良くする
せっかく髪に良い栄養をとっても、それがメラノサイトまできちんと届けられなければ効果を発揮できません。メラノサイトにきちんと栄養を届けるには、頭皮をマッサージして血行を良くしましょう。
頭皮マッサージでは、頭皮をこするのではなく、頭皮に指の腹をつけてツボを押すように頭皮を動かしましょう。耳の周辺や頭頂部には多くのツボが集まっていますので、特に入念にマッサージすると効果的です。
十分な睡眠をとる
白髪を改善するには睡眠時間を十分とることも重要です。特に夜の22時から26時の間は成長ホルモンの分泌が多くなる時間帯なので、なるべく寝るようにしてメラノサイトが活発に働くようにしましょう。
タバコは控える
タバコに含まれるニコチンは、血管を収縮させて血行を悪くしてしまいます。頭皮の血行が悪くなるとメラノサイトに栄養が行きわたりにくくなるため、メラノサイトの働きが悪くなり白髪の原因になってしまいます。
タバコは白髪だけでなくあらゆる老化の原因になりますので、タバコを吸っている方はぜひ禁煙してください。
なるべくストレスをためない生活をする
社会で生活しているといろいろなストレスにさらされますので難しいですが、ストレスはメラノサイトを老化させ働きを弱くする原因です。ストレスをためないように、自分なりのストレス解消法を探して実践しましょう。
白髪染めを使わずに白髪を予防・改善するための、すぐ始められる生活習慣6選をご紹介しました。白髪染めに頼らずにいつまでも美しい黒髪をキープするためにも、ご紹介した生活習慣を心がけてみてください。
まとめ
白髪を改善するための生活習慣6選
なぜ白髪になってしまうの?
帽子や日焼け止めで紫外線による頭皮へのダメージを避ける
銅や亜鉛などの栄養をとる
頭皮マッサージで血行を良くする
十分な睡眠をとる
タバコは控える
なるべくストレスをためない生活をする