食生活アドバイザーとは、一般社団法人FLAネットワーク協会が実施する検定試験に合格したものをいい、食生活に関する知識の向上や家庭以外の職場でも幅広い活躍が期待される資格です。
また、食生活に関する知識を得ることで、食に関するトータル的な視点から健康的な食生活を送るために食生活のスペシャリストとして必要な助言をすることもできます。
これから受験しようとする方のために、 食生活 アドバイザー になるための 試験 の概要と、資格取得後にどんな場面で活用できるかをご紹介します。
あなたの食生活にも役立つ!食生活アドバイザーとその試験
誰でも受験可能!試験内容はどんなもの?
試験と言えば、実務経験や学歴などさまざまな受験資格が必要な試験が多い中、食生活アドバイザーの試験は受験資格がないので比較的気軽に受験しやすい試験だと言えます。今年度の実施日及び出題範囲は次のようになっています。
【試験日】
- 第37回:平成29年7月2日(日)3級10時30分、2級13時30分
- 第38回:平成29年11月26日(日)3級10時30分、2級13時30分
【試験会場】(※第37回のみ公表あり)
- 札幌:札幌駅前ビジネススペース
- 仙台:フォレスト仙台
- さいたま:JA共済埼玉ビル
- 千葉:TKP ガーデンシティ千葉
- 東京:AP西新宿
- 横浜:TKPガーデンシティ横浜
- 新潟:新潟駅前カルチャーセンター
- 金沢:金沢勤労者プラザ
- 静岡:CSA貸会議室
- 名古屋:ウインクあいち
- 大阪:TKPガーデンシティ大阪梅田
- 神戸:神戸ファッションマート
- 広島:広島YMCA国際文化センター
- 福岡:博多バスターミナル
【出題範囲】
- 栄養と健康(栄養・病気予防・ダイエット・運動・休養など)
- 食文化と食習慣(行事食・旬・マナー・配膳・調理・献立など)
- 食品学(生鮮食品・加工食品・食品表示・食品添加物など)
- 衛生管理(食中毒・食品衛生・予防・食品化学・安全性など)
- 食マーケット(流通・外食・中食・メニューメイキング・食品販売など)
- 社会生活(消費経済・生活環境・消費者問題・IT社会・関連法規など)
試験はマークシート方式で、3級2級ともに試験時間は90分、60点以上が合格ラインとなっています。なお、試験会場は変更になる場合もあるので事前にしっかりと確認しましょう。
試験当日までの対策は?
出題範囲は広いですが、食生活に密着した内容なので自身の食生活や食に関するニュースに関心をもって調べればわかる内容になっています。ただし、試験にはある程度の勉強も必要です。勉強するなら実施団体のテキストがおすすめです。
テキストは1,500円から2,000円程度で書店などで販売しています。テキスト以外にも直前には模擬問題で慣れておくと試験対策になります。
合格後はどんなことができるの?
試験は3級と2級がありますが、どちらに合格しても食生活アドバイザーとして活躍することができます。活躍といっても実際に食にかかわる仕事をしている方以外はやはり家庭の中でしょう。
これまで何となく夕飯を作っていた方は食生活のプロとしての自信がつき、栄養面や心の健康までを考えて作ることが可能になります。
また、試験内容には食事のマナーや食中毒などの安全面、流通まで学びますので、買い物や外食時に自然と知識として活かされることになります。
もちろん、食にかかわる仕事に就いている方は、これまでの知識を再認識でき、関係法令など新たな知識が身につくことでスキルアップにつながります。
食生活のプロとして食生活に必要な知識を活かそう
安全性や健康などが重要視されている近年、食生活アドバイザーは必要とされる知識が身につけられる身近な資格と言えます。たとえ食にかかわる仕事でなくても家族の健康を考えた食生活を送られることはとても大切です。
あなた自身が少しでも食生活や健康に興味を持っているなら、食生活アドバイザーの試験は健康と密接な関係にある食生活そのものを改善してくれる素敵な資格になるでしょう。
まとめ
あなたの食生活にも役立つ!食生活アドバイザーとその試験
誰でも受験可能!試験内容はどんなもの?
試験当日までの対策は?
合格後はどんなことができるの?
食生活のプロとして食生活に必要な知識を活かそう