炭酸パックとは、化粧品を組み合わせることによって炭酸ガスを発生させたパックのことです。炭酸ガスは肌細胞に浸透しやすいため肌の奥まで美容成分が届き、肌細胞の活性化や、血行促進、老廃物の排出を促すなど、新陳代謝アップの効果が期待できます。
炭酸パック の魅力をご紹介します。
肌細胞に浸透しやすい炭酸パックで美肌作り
炭酸パックの効果を理解しよう
通常のパックよりも炭酸を含んだパックの方が、肌細胞への浸透率が高いのですが、これは炭酸パックに含まれている炭酸ガスが細胞内に溶け込むことで、体内の血液の二酸化酸素の濃度を高くします。すると、体は酸素をもっと取り込もうと働きはじめます。
つまり血管が広がり血行がよくする効果が期待できるのです。血行がよくなると美容液も浸透吸収されやすくなり、また不要な老廃物も排出されるようになります。このように炭酸ガスの影響で、肌の代謝が活性化されることが最大の効果になります。
通常のパックは表皮部分にしか美容成分が届きにくいのですが、炭酸のおかげで肌の深部にまで美容成分を届けることができるようになるのが特徴です。炭酸パックをしていると、じわじわを温かく感じる場合もありますが、これは血行がよくなっている証拠です。
炭酸パックの効果的な使い方
飲用の炭酸ドリンクと同じく、冷やした方が炭酸は活発に働きます。炭酸パックは使用前に冷たくしておくことでより炭酸ガスを発生させることができます。パックをする前には必ずお肌をクレンジングし、きれいな状態にしておきます。
皮脂や汚れがついたままでは美容成分が十分に浸透しなくなり効果がさがるためです。美容ジェルは少し多めに塗ります。しっかり顔全体を覆えるサイズの炭酸パックを選びます。
パックの時間は守りましょう。長くパックしたからといって、効果が高くなるわけではなく、逆に肌がふやけ効果が少なくなってしまう危険もありますので、注意しましょう。
しわ・たるみへの効果
加齢とともに増えていく小じわや、ほうれい線は、肌のコンディションが衰えているため、ピンとしたハリのある状態を維持できなくなり作られていきます。ハリのある肌にするためには、肌のターンオーバーを正常な状態にする必要があります。
そのためには、肌の新陳代謝を活性化させる必要があります。肌を活性化させるには、肌の表皮部分にだけ美容成分が届いても意味がありません。深部にまで美容成分が届かないと肌細胞はいつまでたっても衰えたままです。
炭酸パックは深部にまで美容成分を届けることができますので、ふっくらとハリのある肌を取り戻すことができます。
ニキビなどの色素沈着にも効果的
炭酸はシュワシュワとした刺激がありますので、炎症がひどい部分(化膿している場合)はさけて塗るようにします。代わりに、顔周辺のリンパにも塗ってあげると血行促進になり効果的です。
他の肌トラブル同様、肌のターンオーバーを正常化させれば改善されます。ニキビ跡などの色素沈着も徐々に薄くなり、ニキビにできにくくなります。
むくみをとってすっきり小顔
炭酸ガスによって、血行促進により新陳代謝があがると、余分な水分や老廃物もきちんと排泄されるようになります。これによりむくみがとれ、すっきりとした小顔効果が得られます。余分な水分や老廃物が滞りたくさん含んでいると、美容成分も届きにくくなります。
それが解消されるとコラーゲンなどの小顔効果が期待できる美容成分が十分に働き始めるので、さらにきゅっと引きしまった素肌に生まれ変わります。
炭酸パックの種類
炭酸パックには、ジェルタイプ、泡タイプ、はがすタイプ、シートタイプなどの種類があります。ジェルタイプは、炭酸ジェルをあらかじめ作り、顔に塗った後ラップなどで包み、その後洗い流す方法です。少し手間がかかりますが浸透力が高いのでおすすめです。
泡タイプの炭酸パックはジェル状のパックを顔に塗ると泡立ちはじめ炭酸パックになるという手間のかからないパックです。はがすタイプは、ジェルタイプと同じような使い方ですが、パック後ジェルが固まりパックをはがして取ることができるタイプでです。
シートタイプは、マスク状のシートをはるだけのタイプになります。旅行など外出先で重宝します。しかし、やや炭酸の刺激が少ないものが多いです。
炭酸パック通常のパックよりもコスト的にやや高めになります。効果は市販のものの方が高いですが、炭酸パックは自宅で手作りすることもできます。
まとめ
肌細胞に浸透しやすい炭酸パックで美肌作り
炭酸パックの効果を理解しよう
炭酸パックの効果的な使い方
しわ・たるみへの効果
ニキビなどの色素沈着にも効果的
むくみをとってすっきり小顔
炭酸パックの種類