西洋医学が主体となっている現代では、ハーブや漢方といった自然療法は疑われがちな傾向にありますが、その歴史は長くすでに紀元前1700年ころの古代エジプトでは約700種類ものハーブが湿布やうがい薬として使用されていたことがパピルスに記されています。
今回は、1種類でも多くの有効成分を含むハーブティーの入れ方をご紹介いたします。
ハーブ ティー にはどのような 効果 が期待できるのでしょうか。
え?ハーブティーって体調を整える効果があったの?
知らなかったハーブの世界
私たちの日常には多くのハーブが存在します。お茶として芳香剤として、そして料理にも数多くのハーブが使用されます。ですが、ハーブは香りが良く美味しいだけではありません。
本来、ハーブは19世紀初頭までは医学の中心として用いられましたが、抗炎症作用や鎮痛作用のある西洋ナツユキソウからサリシンという有効成分が分離されて以来、薬の世界が大きく変わりはじめました。
ですが、近年では合成された医薬品には副作用や薬害といった数多くの問題を含むことがわかり、薬との付き合い方を見直さなければならなくなりました。
それでは、私たちはどのように薬と付き合えばよいのでしょうか。
おそらく、緊急性のある症状や外傷には近代医学を慢性的な症状には自然療法を用いることにより最適なメディケーションを受けることが可能となるのではないでしょうか。
ひとつのハーブにはさまざま効能がある
1種類のハーブには数え切れないほどの効能があります。
今回はマルベリーを代表としてご紹介いたします。クワ科の植物であるマルベリーの成分には、デオキシノジリマイシンが含まれます。ですので、血糖値の上昇を抑制し糖尿病や生活習慣病、便秘の予防にもつながります。
また果実には、ビタミンCやルチン、ペクチンが含まれるため抗酸化作用がありシミや色素沈着の予防となります。クワの葉の部分は蚕も食しますが美白効果が認められます。そのほか、葉緑素や鉄分、カルシウム、亜鉛などミネラルも豊富にふくまれます。
合成された医薬品では数多くの薬を摂取せねばなりませんが、ハーブでしたら1種類のハーブで数多くの効能を実感することができます。
温かいハーブティーの入れ方
- お湯に触れる面積を大きくするためハーブを細かくし、ティーポットに入れます。
- お湯は必ず100℃にしティーポットに注ぎ、フタをします。花や葉は3分間、種子や根は5分間抽出しましょう。
- 茶こしを使いカップに注ぎます。
冷たいハーブティーの入れ方
- フタの付いたガラス容器に細かくしたハーブと常温の水を入れます。
- 容器にフタをして常温で6時間かけ成分を抽出します。
- 茶こしを使いカップに注ぎます。
ハーブの成分によっては、お湯を使用しないためカフェインやタンニンの溶け出しを抑えることができます。
ハーブティーの飲み方
ハーブティーに含まれる有効成分は体内で吸収され6時間後に排出されますので、一度に何杯も飲むよりも時間をあけ1日に3回~4回にわけ飲用するほうが有効的です。
また、ハーブの品質を保持するためハーブは使う直前に細かくきざみましょう。
ハーブティーは1種類でもさまざまな効能がありますが、ブレンドすることにより味や香りも楽しむことができます。体調に合わせオリジナルハーブティーを楽しんではいかがでしょうか。
まとめ
え?ハーブティーって体調を整える効果があったの?
知らなかったハーブの世界
ひとつのハーブにはさまざま効能がある
温かいハーブティーの入れ方
冷たいハーブティーの入れ方
ハーブティーの飲み方