過剰に分泌されてしまうベタベタとした顔の皮脂。皮脂が過剰に分泌されると、ニキビや肌荒れの原因になることがあります。皮脂の分泌を抑えるためには、まずは生活習慣や食生活を見直してみましょう。
どのような生活習慣や食生活が 皮脂 を 抑える 効果があるのでしょうか?
ベタベタ皮脂を抑える方法はコレだ!
洗顔は適切に行う
過度に洗顔をしすぎると皮脂が少ない状態が多くなるため、私たちの身体は皮膚を守ろうと過剰に皮脂を分泌するようになります。
皮脂は肌を守る役目も果たしているため、肌の保護には欠かせないのです。そのため、1日何度も洗顔を行って皮脂を落としてしまうことはオススメできません。
ただし、洗顔ができていないと、毛穴の汚れ・詰まりからニキビの原因や肌荒れの原因になることもあります。洗顔は行う必要がありますが、朝晩の1日2回程度に留め、洗顔後はたっぷり保湿をして皮脂の過剰分泌を防ぎましょう。
洗顔後すぐにベタベタしてしまう場合は、収れん作用の化粧水が毛穴を引き締めて皮脂分泌を抑えるのでオススメです。
ストレスや睡眠不足を解消して男性ホルモンの過剰分泌を防ぐ
男性ホルモンには、皮脂の分泌を活発にする働きがあります。男性ホルモンは男性に多いのですが、女性もストレスや睡眠不足が原因となり、男性ホルモンが増えることがあります。
睡眠不足になると、交感神経の働きが活発になり、男性ホルモンの分泌が増えてしまいます。そのため、皮脂分泌量が増えます。睡眠不足が慢性化している場合は、睡眠時間を増やすように心がけましょう。
また、ストレスを感じると、コルチゾールという抗ストレスホルモンが分泌されます。コルチゾールは男性ホルモンを増加させる働きがあるため、高ストレスの状態だと男性ホルモンの分泌が活発になり、皮脂分泌量が増えるのです。
ストレス源を断ち切ることはもちろんですが、趣味やリラックス・運動などでストレス発散してストレスをためないようにすることが大切です。
適度な運動は身体の自律神経系の働きを整える効果があり、副交感神経が働きやすくなるため、ホルモンバランスのコントロール効果も期待できます。また、運動自体が脂質を消費してエネルギーにするため、皮脂の原因となる脂質も消費することができます。
皮脂分泌の原因となる食生活を見直す
脂質の多く含む食事を続けていると、体内での中性脂肪が多くなり、皮脂分泌が活発になります。中性脂肪は皮脂の成分でもあります。
脂質はエネルギー源になったり、脂溶性ビタミンの運搬・各組織の保護に関わったりと体内で重要な働きをしますが、摂取しすぎると血中の中性脂肪が増え、肥満やコレステロール値の増加などの悪影響を引き起こします。皮脂も分泌しやすくなります。
そのため、脂質を多く含む食品の過剰な摂取は控えるようにしましょう。バターや生クリーム・脂肪分の多い牛肉や豚肉・菓子類・卵・アルコールなどに多く含まれています。
皮脂分泌を抑える栄養素を摂取しよう!
脂質は皮脂分泌を促進しますが、逆に皮脂の分泌を抑える効果が期待できる栄養素もあります。
ビタミンB2は皮脂の分泌をコントロールする働きがあります。
ビタミンB2が不足すると、皮脂過剰分泌の原因にもなりますので、ビタミンB2は積極的に摂取しておきましょう。ビタミンB2は美容のビタミンとも呼ばれ、レバーや納豆などに多く含まれます。
ビタミンCにも皮脂の分泌を抑える働きがあります。ビタミンCは喫煙によって破壊されてしまうため、喫煙している場合は注意が必要です。
緑黄色野菜や果物に多く含まれます。
食物繊維は皮脂の主成分である脂質を吸着して体外に排出する働きがあります。そのため、余分な脂質を体内に蓄積するのを防ぐ効果が期待できます。食物繊維は野菜や果物、豆類などに多く含まれます。
まとめ
ベタベタ皮脂を抑える方法はコレだ!
洗顔は適切に行う
ストレスや睡眠不足を解消して男性ホルモンの過剰分泌を防ぐ
皮脂分泌の原因となる食生活を見直す
皮脂分泌を抑える栄養素を摂取しよう