掃除、洗濯、料理、美容など、活用範囲が広く安価で手に入れやすい重曹ですが、入浴剤としても使えます。重曹を入れたお風呂は、美肌効果やピーリング効果、消臭効果などが期待できます。
簡単に作れる 重曹 入り お風呂 のメリットとデメリットをお伝えいたします。
ツルツル、スベスベの肌を重曹入りお風呂で手に入れよう
重曹入りお風呂の作りかた
重曹(炭酸水素ナトリウム)はスーパーやホームセンター、ドラッグストアなどで購入することができます。掃除用と食品用がありますが、お風呂に入れる場合は食品用をオススメします。
掃除用でも害はありませんが、食品用なら口に入ってしまってもより安全ですし、粒子が細かくお湯に溶けやすいという特徴があります。
浴槽にお湯(200L)を張り、重曹を大さじ2~3杯(約40g)入れ、よくかき混ぜて溶かしてください。この濃度より濃くなると肌荒れを起こすことがあります。重曹は入れすぎないように注意してください。
人によって重曹の刺激を強く感じたりしますので、最初は薄い濃度から始めて自分にあった濃度を見つけてください。肌がヒリヒリする場合は重曹の量が多すぎます。お湯を足して薄めたり、重曹の量を減らしたりして調節してください。
重曹を入れるだけでお湯が柔らかくなり、肌触りが滑らかになります。温熱効果がありますので血行がよくなり、リラックス効果や疲労改善などの効果も期待できます。香りも楽しみたいかたはアロマオイルを1~2滴落としてください。
残り湯は洗濯にも使えますし、そのまま流しても配水管を痛めることはありません。
重曹入りお風呂のメリット
重曹は余分な角質や皮脂などを柔らかくして洗い落としやすい状態にしてくれるピーリング効果があります。新陳代謝を活発にしてくれるので、肌をツルツル、スベスベにしてくれます。
汗や皮脂の汚れが肌に残っていると毛穴が詰まり、ニキビや肌荒れの原因になります。重曹は弱アルカリ性なので酸性の皮脂汚れを落としてくれます。
お湯に溶かした重曹の粒子は非常に細かいので、毛穴の汚れを落としてくれます。お湯に浸かるだけで効果が期待できますので、背中のニキビや毛穴の黒ずみが気になるかたにはオススメです。
重曹は皮膚の老廃物や脂質を乳化して洗い流してくれます。皮脂は酸化すると独特の嫌な臭いになります。その臭いのもとを中和し、体臭特有の酸っぱい臭いを消してくれます。殺菌作用で雑菌の繁殖が抑えられますので消臭効果が期待できます。
肌荒れに注意
重曹は弱アルカリ性です。お湯に重曹をたくさん入れると、その分効果が大きくなるような気がしますが、入れすぎるとアルカリ性が強くなり、逆に肌荒れを起こしてしまいます。
アトピーなど、肌の弱い人は症状が悪化してしまう恐れがありますので特に注意してください。健康な人でも重曹入りのお風呂に毎日入っていると肌に負担がかかり、肌荒れを起こすことがあります。週に2~3回入れば十分な効果を得ることができます。
重曹は研磨効果があります。重曹の粉を直接肌につけると刺激が強すぎて肌が傷ついてしまいます。
必要な皮脂まで洗い流してしまい、潤いが不足し肌がカサカサになり、肌荒れの原因になってしまいます。重曹を溶かしたお湯をタオルにつけて肌を優しくこする程度で十分です。石鹸も使いません。
重曹入りのお風呂には温熱効果があります。入っているときはポカポカと体の芯から温まりますが、皮膚の表面についた水分を蒸発させやすいので入浴後はさっぱりとした清涼感があります。
しかし、肌が乾燥しやすくなりますので、最後にシャワーで体を流します。入浴後すぐにボディークリームや化粧水などで入念に保湿ケアをしてください。
まとめ
ツルツル、スベスベの肌を重曹入りお風呂で手に入れよう
重曹入りお風呂の作りかた
重曹入りお風呂のメリット
肌荒れに注意