酵素風呂は、米ぬかやヒノキのおがくずを発酵させパウダー状にして、自然の熱を利用した入浴法です。お湯に浸かるよりも体の負担が軽いのが特徴です。体感温度は40度くらいで、体の芯から温まります。
酵素 の お風呂 には、肌や体にさまざまな 効果 があるといわれています。
ふかふかして気持ち良い!酵素のお風呂で期待される効果とは
肌がツルツル、スベスベ「美肌効果」
酵素のお風呂に使用されている米ぬかには「米ぬかセラミド」が含まれているため、肌を乾燥から守ります。ビタミンB1の働きで肌の新陳代謝を活発になりシミやくすみを予防、ビタミンEの抗酸化作用でコラーゲンが減少するのを防ぎます。
ポリフェノールの一種「フェルラ酸」が紫外線を吸収して、メラニン色素の生成を抑制します。米ぬかの美白効果でくすみのない美肌を手に入れましょう。また、古い角質を除去するスクラブ作用で、ひじやひざ、かかともツルツルになります。
このように、米ぬかには肌に良いとされる成分がたくさん含まれています。米ぬかの酵素風呂に入り体を温めることで肌表面の血流や代謝が良くなり、肌のターンオーバーを促進し、ツルツル、スベスベの肌がよみがえるのです。
老廃物や毒素を排出「デトックス効果」
米ぬかを発酵させると60~70度まで温度が上がるといわれています。ただし、通気性があるため、体に感じる温度40度前後、お風呂ぐらいの温かさになります。
頭から顔、つま先まで全身から汗が出る酵素風呂に15分入ると、2時間ランニングをしたときと同じような発汗量となり、岩盤浴に比べて約3倍の汗をかいたことになります。
大量の汗をかくことで、体の中に溜まった老廃物や毒素を外に排出するためデトックス効果が期待できます。
汗をたくさんかきますが、お湯の蒸気が上がってこないので、体が疲れにくく、湯船に浸かることが苦手な人でも、ゆっくり入ることができるようです。酵素風呂から出た後は、たっぷり水分補給をしてください。
ヒノキの香りで「リラックス効果」
ヒノキは、冷え性やむくみを改善し頭痛や筋肉痛など、健康にも良い働きがあります。また、殺菌作用で肌を清潔に保ち、収れん作用がしわやたるみを予防し、毛穴の開きを防止します。
ヒノキには強壮作用と鎮静作用があり、日常の疲れやストレスの緩和など、ヒノキの香りをかぐと心が癒され、リフレッシュすることができます。
ヒノキを使った酵素風呂にはリラクゼーション効果があるといわれています。それは、酵素が発酵する際にマイナスイオンが発生しているためで、森の中で森林浴をしているかのように気持ちが落ち着きます。
ヒノキにはフィトンチッドの含有量が高く、フィトンチッドもストレス解消に効果のある成分です。リラックスすると、免疫力もアップし、自然治癒力も高まります。
基礎代謝アップ「ダイエット効果」
酵素風呂は汗を大量にかくだけではなく、エネルギーも消費されるため、ダイエットにも効果があります。
体温が1度上昇すると体内の基礎代謝が13%上がるといわれ、全身を温める酵素風呂は基礎代謝アップには効果的です。基礎代謝が上がることにより、太りにくい体質になります。
肩甲骨のあたりや脇の下、首の後ろに多く分布している褐色脂肪細胞を温めるとダイエットに効果があるとされています。背中を温めると、褐色脂肪細胞が活性化します。
褐色脂肪細胞は脂肪を燃焼しエネルギーに変える働きがあり、この細胞を活性化させることで痩せやすくなります。
酵素のお風呂に入る前に手を冷やしておくと、脳に刺激を与え、褐色脂肪細胞の働きがもっと活発になります。
酵素風呂に入る前に注意すべきこと
最後に、サロンで酵素のお風呂に入る前には以下のことに注意しましょう。
- 化粧をしたままでは毛穴や汗腺がふさがれているため、老廃物や汗が出にくくなります。
- お腹が空いているときや満腹状態で酵素風呂に入ると気分が悪くなる可能性があるので、食後2時間程度経ってから入るようにしてください。
- 米ぬかやヒノキにアレルギーのある人は、医師に相談しましょう。
他にもお酒の飲んだ直後やインフルエンザなど感染症にかかっている人も入ることはできません。
こうしてみてみると、酵素風呂にはさまざまな効果があることがわかります。サロンなどで体験できるので、興味のある人は一度試してみてはいかがでしょう。
まとめ
ふかふかして気持ち良い!酵素のお風呂で期待される効果とは
肌がツルツル、スベスベ「美肌効果」
老廃物や毒素を排出「デトックス効果」
ヒノキの香りで「リラックス効果」
基礎代謝アップ「ダイエット効果」
酵素風呂に入る前に注意すべきこと