ニキビ跡 には「赤みが残るタイプ」「色素沈着タイプ」「クレータータイプ」の大きく3つにわけられます。症状にあった 化粧水 を使わないと悪化させ、治るのに時間がかかってしまうこともあります。
ここでは、それぞれのタイプにあった化粧水の選びかたをご紹介いたします。
ニキビ跡をきれいに治すための化粧水の選びかた
ニキビ跡を治すための化粧水
添加物の少ない化粧水を選びます。食品もそうですが、添加物には肌によくないものが多く、本来肌が持っているバリア機能を低下させてしまいます。
ニキビができる人は脂性肌だと思いがちですが、内部は乾燥していることがあります。肌の乾燥はニキビをつくる原因の一つです。肌の表面だけなく、肌の奥まで届く化粧水を選びます。
ピーリング化粧水は刺激が強く、乾燥しやすいので避けます。
赤みが残るタイプ
赤みが残るニキビ跡はまだ炎症が続いている状態です。ニキビ跡の中では軽い症状なので、早めにケアすれば肌を元の状態に戻すことができます。保湿成分と美白成分、炎症を抑える成分が配合された化粧水がオススメです。
保湿成分として「ヒアルロン酸」「アミノ酸」「コラーゲン」などがあります。美白成分として「ビタミンC誘導体」などがあります。炎症を抑えるには「グリチルリチン酸」「カンゾウ根エキス」などがあります。
ビタミンC誘導体は美白のほかに、余分な皮脂を抑える効果もありますので、肌が乾燥しやすくなります。肌の奥までしっかり保湿できる化粧水を組み合わせて使うことが大切です。
紫外線によってニキビ跡がシミになりやすいので、UVクリームなどでシミにならないようにケアしてください。
シミになる色素沈着タイプ
赤みが残るニキビ跡が紫外線などの刺激でメラニン色素が沈着してしまったタイプです。治るのに時間がかかりますので、継続してケアをしていきます。より高い美白成分が配合された化粧水をオススメします。
美白成分として「ビタミンC誘導体」「セラミド」などがあります。「ハイドロキノン」も美白成分ですが、刺激の強い成分なので注意が必要です。
ピーリング成分は肌のターンオーバーを助けてくれるので、ニキビ跡を治すのに効果が期待できそうですが、肌の表面の角質を溶かして無理にターンオーバーを促す成分です。
肌への刺激が強過ぎることと、乾燥しますので、逆にニキビや吹き出物が増えてしまうことがあります。
デコボコしたクレータータイプ
クレータータイプのニキビ跡は肌の奥まで傷がついてしまった状態です。セルフケアで改善するのは難しく、目立たなくすることしかできません。保湿成分と、肌を柔らかくしてくれる成分が配合された化粧水をオススメします。
「水溶性プラセンタエキス」は肌の細胞を活性化させ、ターンオーバーを促しますので肌にハリやツヤがでてきます。「ゼニアオイエキス」は高い保湿力があります。
クレーター肌を改善するには長期的にケアしていくことが必要です。すぐに効果が出ることはありませんので、根気よく続けることが大切です。
ニキビ跡をつくらないために
ニキビ跡は簡単には治りません。ニキビ跡を残さないためには、まずニキビをつくらないことが一番の方法です。そして、ニキビができてしまったら、初期段階の時に治すことです。絶対に触ったり、つぶしたりしてはいけません。
予防としては、洗顔、保湿、紫外線を浴びないことが基本です。洗顔はたっぷりの泡で、こすらず、優しく洗います。汗やホコリは水だけで洗い流せますので、洗顔料を使うのは一日一回程度で十分です。洗顔料が残らないようにしっかり洗い流します。
保湿はしっかり肌の奥まで届くものを使い、洗顔後すぐにスキンケアをします。紫外線対策は夏場だけでなく毎日します。
普段から正しいスキンケア、バランスの摂れた食事、質のよい睡眠、適度な運動をして、生活習慣を正していくことが大切です。
まとめ
ニキビ跡をきれいに治すための化粧水の選びかた
ニキビ跡を治すための化粧水
赤みが残るタイプ
シミになる色素沈着タイプ
デコボコしたクレータータイプ
ニキビ跡をつくらないために