爪は体の健康状態をあらわすと言われます。体に起こるさまざまな症状が、白い線や点、黒い線や点、割れたり、デコボコになったり、白く濁ったりなど、体からのサインとして爪にあらわれます。
ここでは 爪 にできる 白い線 や点について、その原因と対策をご紹介いたします。
爪にできる白い線の正体は?その原因と対策
爪に白い線ができる原因
栄養が不足すると摂取した栄養は生命にかかわるところから優先的に送られます。爪や髪の毛は栄養が行き届かなくても生命にかかわるというわけではないので、体の栄養が不足するとはじめに栄養が行き渡らなくなるのです。
そのため爪には体の健康状態がでると言われています。白い線は「線状爪甲白斑」と言い、ほとんどの場合は適切なケアをすれば問題ありません。
白い線が縦にできる場合は加齢や乾燥が主な原因です。「老化」なのであまり気にすることはありませんが、ネイルケアを怠らないようにしましょう。
白い線が横にできる場合は栄養不足、内科系の病気など、体内の不調が考えられます。この場合は体がSOSを出しているサインだとも言われます。症状を把握し病気のサインを見逃さないようにしましょう。
線状爪甲白斑
線状爪甲白斑には4つの大きな原因があります。
1つ目は亜鉛不足。亜鉛には新陳代謝をよくする効果がありますが、亜鉛が不足すると爪を作りだす細胞へ栄養となる血液が十分に行き届かなくなります。そのため正常な爪が作られず、白い線ができます。
2つ目はストレス。不規則な生活や、過労による体調不良、ストレスが溜まってくると爪が正常に作られず、白い横線ができることがあります。
3つ目は外的要因。爪の根元の部分に強い衝撃を受けると白い線になって爪が生えてくることがあります。
4つ目は内臓等の異常や中毒症状。稀ですが、胃や肝臓、腎臓などの内臓に異常があると爪に白い線ができることがあります。すべての爪に白い線ができたり、爪が伸びても同じ場所に白い線ができる場合は、念のため医療機関を受診しましょう。
健康な爪をつくる
爪に白い線ができる一番の原因は栄養不足です。爪の元となるタンパク質とビタミンをバランスよく摂取することが大切です。爪に栄養を届けるには、バランスのとれた食生活と規則正しい生活を送ることが重要です。
爪に白い線ができるもう一つの大きな原因は乾燥です。手が乾燥しているときは同じように爪も乾燥しています。また、加齢によっても爪は乾燥しやすくなります。ハンドクリームやネイルオイルを使って、爪も保湿ケアを行いましょう。
爪に異常がある場合は、体から何らかのサインが出ている証拠です。ほとんどの場合は白い線ができても体に異常をきたすものではありません。自然に爪が伸びるとともに消えていきます。
しかし、栄養不足やストレス、病気など根本的な原因が解決しないと何度も繰り返します。無理なダイエット、偏った食生活、睡眠不足、過度のアルコール、喫煙など、日々の生活習慣を見直すいい機会にしましょう。
健康な体をつくることで、健康で丈夫な爪もつくられるのです。
爪へのストレスを減らす
マニキュアやネイルをすることで、爪にはストレスがかかっています。除光液は爪を乾燥させますし、ジェルネイルは落とし方を間違えると爪がボロボロになってしまいます。また爪切りもストレスを与えますし、手荒れも爪にダメージを与えます。
2週に一度くらいはネイルOFFして、爪の集中ケアをしましょう。甘皮のケアは爪を健康に美しくしてくれます。ネイルオイルは爪に油分を与え、保湿をします。爪にツヤが出てくるので、ネイルカラーの発色もよくなり、持ちもよくなります。
ハンドマッサージは血流がよくなり、気分もリフレッシュすることができ、指先だけでなく手全体が美しくなります。
まとめ
爪にできる白い線の正体は?その原因と対策
爪に白い線ができる原因
線状爪甲白斑
健康な爪をつくる
爪へのストレスを減らす