ハーブティーは数千種類のも薬用植物から作られ、その種類によっていろいろな香り、色、味が楽しめます。おいしいハーブティーを入れるには、そのハーブごとに最適な抽出方法がありますが、ここでは基本的な ハーブティー の 入れ方 をご紹介いたします。
ハーブティーの入れ方のコツ、おいしく飲む方法
ハーブティーの楽しみかた
ハーブティーはホットで飲む方法が最もハーブの栄養素を摂ることができます。ガラス製のティーポットを使うと、ゆっくりとハーブが開いていく時間を目で楽しむことができます。入れる時間、蒸らす時間もハーブティーの楽しみの一つです。
ハーブティーを入れたら、まず、ハーブティーの香りを楽しみます。ハーブに含まれるアロマ成分が鼻から脳へと香りを届け、体の内側からリラックスさせてくれます。それから、色、味を楽しみます。
お湯で作るハーブティー
ホットで飲む場合は沸騰したお湯を使うこと、蒸らすことがおいしいハーブティーを入れるコツです。そして、必ずティーポットとティーカップは温めておきます。
95℃以上の熱湯で入れることでハーブの香りと成分を効率よく抽出することができます。ハーブを適量ティーポットに入れて熱湯を注ぎます。香りを逃がさないよう素早くフタをして3~4分蒸らします。蒸らしによってハーブの香りや味、有効成分などが抽出されます。
堅い部分が多いハーブは5~6分ほど蒸らすこともありますが、長時間蒸らすと苦みやえぐみがでてきます。蒸らし終わったらハーブは取りだします。ティーポットを軽く揺らして濃度を均一にして、茶こしを使いハーブティーをカップに注ぎます。
アイスで飲む場合は、少量を濃い目に抽出して水や氷で冷やして作る方法と、水出しする方法があります。
リーフタイプには乾燥させたドライハーブと、摘みたてをそのままの使うフレッシュハーブがあります。ドライハーブの場合はカップ1杯にティースプーン1~2杯のハーブが目安になります。
フレッシュハーブの場合はカップ1杯にティースプーン2~3杯が目安になります。フレッシュハーブは摘んだらすぐに水洗いし、水気をきります。
柔らかい部分は枝ごと、枝の堅いものは葉の部分だけ使います。あまり細かく切ると青臭さが出てしまいます。葉の部分はちぎらないようにし、ティーポットに入れる前に手のひらに乗せ、パンと叩いておくと香りがよくなります。
一番簡単な方法はティーバッグタイプのものです。ハーブティー初心者にもオススメです。お湯の量や蒸らし時間はパッケージの表示で確認してください。
温めたティーカップにティーバッグを入れ、お湯を注ぎソーサーなどでフタをして蒸らします。ティーポットが要らないので外出先でも飲むことができ、後片付けも簡単です。
水出しハーブティー
水出しハーブティーは色が鮮やかで、色持ちもよくなりますので、色を楽しむハーブがオススメです。堅いハーブはうまく成分を抽出できないことがありますので、水出しには向きません。
常温の水750mlにハーブ5~10gを入れ、常温または冷蔵庫に入れます。常温の場合2~4時間ほど、冷蔵庫の場合6~10時間ほどが目安になります。ハーブの量、抽出時間はハーブによって異なります。
水道水を使う場合は一度沸騰させてから常温に冷ましたものを使います。水出しハーブティーはハーブの苦み成分が出にくいので、まろやかな口当たりになるのが特徴です。
煮出して作るハーブティー
ハーブの中でも種子や樹皮、根などの堅い部分は煮出して抽出します。種子や実などが堅く大きい場合はすり鉢などで潰します。水500mlにハーブを10g入れ、軽くフタをして中火で沸騰させます。
沸騰したら弱火にして10~30分ほど煮出します。煮詰めすぎないようにときどき中を確認します。火を止めてフタをしたまま10~15分ほど蒸らします。ハーブの種類によってハーブの量、抽出時間は異なります。
まとめ
ハーブティーの入れ方のコツ、おいしく飲む方法
ハーブティーの楽しみかた
お湯で作るハーブティー
水出しハーブティー
煮出して作るハーブティー