最近目覚めが悪い・気持ちが上がらないという方はセロトニン不足の可能性があります。幸せのホルモンと呼ばれるセロトニンは、心身のバランスを整える役割があります。
このセロトニンが不足するとさまざまな不調があらわれます。
今回は セロトニン 不足 の症状や原因について紹介します。
睡眠障害やうつ病の原因に?セロトニン不足に要注意!
セロトニンとは
セロトニンとは、必須アミノ酸であるトリプトファンから体内で生成される化学物質です。ノルアドレナリンやドーパミンと並んだ三大神経伝達物質と呼ばれています。セロトニンは幸せのホルモンと呼ばれ感情や気分をコントロールする役割があります。
このセロトニンが不足してしまうと、衝動や感情を抑える働きが弱まりさまざまな体の不調があらわれてしまいます。下記ではセロトニンが不足してしまうことによる症状や原因を説明していきます。
セロトニン不足による症状
睡眠障害
セロトニンが不足すると、昼と夜の切り替えができなくなります。そのため、寝つきが悪くなる・目覚めが悪くなる・しっかりと睡眠をとっていても日中も眠い等の睡眠障害を起こしてしまいます。
ネガティブ思考・うつ病
セロトニンが不足することにより、感情のコントロールが難しくなります。そのため自分に自信が持てなくなり、ネガティブな思考になってしまいます。悪化するとうつ病になる可能性もあります。
依存症
セロトニンが不足するとドーパミンの影響が強く出てしまいます。そのため、何をしても満足できなくなり依存症の原因になります。ですので酒や買い物・食事・ギャンブルなどで欲求不満のため依存症へと悪化してしまいます。
情緒不安定になる
セロトニンは同じ三大神経伝達物質であるノルアドレナリンのバランスを調整する役割があります。そのため、セロトニンが不足するとノルアドレナリンにより攻撃的になりやすくなります。そしてイライラやヒステリーなどを引き起こしてしまいます。
冷え性
セロトニンは自律神経のバランスを整える役割があります。セロトニンは不足すると、自律神経のバランスが崩れ、体の熱のバランスが取れなくなります。そのため冷え性や体のほてりに悩まされてしまいます。
セロトニン不足の原因
ストレス
セロトニン不足の大きな原因はストレスです。日々生活する中で、長期的にわたり慢性的なストレスを受けることで、セロトニンが徐々に不足してしまします。ストレス社会といわれるほど、多くの方がセロトニン不足に陥っている可能性があります。
太陽を浴びていない
セロトニンを生成するためには太陽光を浴びる必要があります。朝起きて夜眠る生活リズムの方で、太陽光を浴びる機会がある方は問題ありません。しかし、夜型の生活をしている方は、日光不足に陥りセロトニン不足の原因になります。
運動不足
セロトニンの分泌を増やすためには定期的な運動が大切です。特にリズム運動が効果的で、1日に10分ほどおこなうくらいでもセロトニンを増やすことができます。デスクワークの仕事の方などあまり体を動かさない方は注意が必要です。
偏った食生活による栄養不足
セロトニンは体内で生成されます。そのためにはトリプトファンという必死アミノ酸が必要です。このトリプトファンは体内で生成することができませんので、体外から摂取する必要があります。
また、トリプトファンをセロトニンに変化させるためにはビタミンB6が必要です。
他にもセロトニンを活性化させるためには炭水化物が必要となります。ですので上記のトリプトファン・ビタミンB6・炭水化物をきちんと摂取していないとセロトニンが生成されません。
セロトニン不足から抜け出そう
今回は幸せのホルモン・セロトニンが不足した場合の症状や原因について紹介しました。セロトニン不足となる原因は日々の生活を意識することで改善できるものも多くあります。
規則正しい生活を心がけ、セロトニン不足にならないよう気をつけましょう。
まとめ
睡眠障害やうつ病の原因に?セロトニン不足に要注意!
セロトニンとは
セロトニン不足による症状
セロトニン不足の原因
セロトニン不足から抜け出そう